俺はろうあ何をしているのだろうか。
ここのままじゃミツにころされてしまう。
なんか俺らしくないな、いつもなら考えて動けるはずなのに。
俺はミツに抱きつき、目をつぶり必死にミツの名前をを呼んだ。
その声を聴いた俺はゆっくり目を開けるとまだ瞳は紫だが泣いて俺の名を呼んでいる。
そんな姿にもらい泣きなのか俺も泣いてしまったがミツの名前を呼ぶのやめなかった。
するとミツは抱きしめ返してくれて
とその場に座り込み号泣している。
背中をさすってやりながら
なぐさめつつも少しは警戒したほうがいいと思い数分後にまた確認するとミツの瞳はいつものオレンジにかわっており、泣き疲れたのかミツは俺の方に倒れこんできた。
ミツをおぶったあとに大神さんと千さんの元へ行くととりあえずアジトに戻ってから話そうということでアジトに向かった。
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はぁ…失敗か。
まぁいいやまだチャンスはあるし、それに能力は問題なく発揮できてるみたいだし。
後は彼を完全にあやつのみだね。
そのためにもやはり彼を早く連れ戻さないと、被検体10と01の力を使えば必ずこの世界は僕のものになる。
この世界を乗っ取らないとあの人たちの好きにさせてはいけない。
万里も巳波よりも僕が強いって誰が一番なのか思わせないと神は三人もいらないのだから。
僕は椅子に座って紅茶を飲み一休みしているとノックの音が聞こえ、通すとそこには01と07が部屋にはいってきて
そういい、一枚の写真を渡すと07は「わかった!!」といい、2人で部屋を出て行った。
でももし彼にあった場合07と09はどう思うかな、死んだと報告された02の存在。
まあ僕の言ったことは全て信じてくれるし偽物とでもいえばいいか。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!