目黒side
怖い
情けない
自分で何も対処できない自分が嫌で、情けなくて
大丈夫って分かってるのに心のどこかで3人に裏切られるんじゃないか、と思ってしまう自分も嫌で
何もかもが嫌で苦しかった
しょっぴーは俺を助けようとしてくれてるのに俺は声を荒らげた
俺が怒鳴ったあと「ごめん」と一言言い帰ったらしい
俺が出てけって言ったからしょっぴー帰ったのに一人で帰ることなんて出来ないから結局ずっとトイレに籠る
独りの空間
自分の嫌なとこばっか目に付く
一人で帰ることすら出来ない
9人の楽屋でもなるべくメンバーとの絡みを避ける
ふっかさんもしょっぴーもあべちゃんも話しかけてくれるのにいっつも逃げちゃう
これ以上俺の事庇わなくていいよ、俺は1人で大丈夫だ、という意味が込められていると言い聞かせてる
_ : めめーどこいるのー❓
そんなことばっか考えてると安心出来る人の声が聞こえてきた
目 : ふっかさ、!
急いで個室から出て声の主を探した
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。