第5話

3話
1,456
2023/04/16 10:00
りうらseed
朝、昨日のことを考えていたら
なかなか寝付けなくて
結局起きるの遅くなっちゃった。
今は11時過ぎ
早く行かないとなと思いながらベットから体を起こした。
ドンドンッ
りうら
りうら
んぇ?誰?
???
…早く来て…。
りうら
りうら
あ、うん…
外にいたのは誰かわからなかった。
声がとても低く怒っているようだった。
りうら
りうら
…起きるの遅れたからかな?今日なんかあったっけ…?
そう呟いてリビングへ向かった。
リビング
りうら
りうら
起きたよ…?
リビングに行くと心無しか冷たい視線を感じた。
りうら
りうら
…皆どうs…
ないこ
ないこ
これやったの、りうら?
そう言ってないくんは俺にスマホを見せた。
そこには俺のTwitterでメンバーを貶す言葉が書いてあった。
りうら
りうら
え…やってない!誰がこんな…
悠祐
悠祐
嘘は、つかん取ってや?
I f
I f
本当にやったなら素直に言い?怒らんから。
りうら
りうら
…やってない。俺は、みんなのこと…
ないこ
ないこ
ほんとにやってない?
初兎
初兎
やってない!りうちゃんはそんなことしんって信じとるから。
りうら
りうら
ないこ
ないこ
本当にやってないよね?俺たちは信じてるからね。
-hotoke-
-hotoke-
-hotoke-
-hotoke-
りうちゃんが…やってた
複数人数の時の奴
え…?
りうら
りうら
え…?ほとけっち…?
-hotoke-
-hotoke-
…りうちゃんがやってた。僕は見たよ。
ないこ
ないこ
…どういうこと?
りうら
りうら
…やってない!俺はやってない!それに昨日はほとけっちにあってなかった!!
初兎
初兎
…いむくん?なんで嘘ついて…
-hotoke-
-hotoke-
嫌だった!!嫌だったの!
複数人数の時の奴
ビクッ
-hotoke-
-hotoke-
りうらばかりが愛されているのが…気に食わない。
初兎
初兎
…僕はいむくんのこと、信じてr…
-hotoke-
-hotoke-
言葉だけならなんでも言えるでしょ!?
-hotoke-
-hotoke-
僕の気持ちなんて分かってないんでしょ?
-hotoke-
-hotoke-
…もういいよ。
-hotoke-
-hotoke-
もういいから!!
-hotoke-
-hotoke-
…皆
-hotoke-
-hotoke-
嫌いだ。
複数人数の時の奴
初兎
初兎
どういうこと?いむくんは僕のこと、信じてくれんのや。
初兎
初兎
…じゃあ俺はもうお前のことなんて信じへんから!
初兎
初兎
…勝手にすればいいんやない?
-hotoke-
-hotoke-
…ごめんね。皆。
-hotoke-
-hotoke-
さよなら。
トコトコ
タッダッダッ
ほとけっちは背を向け、歩いていた足を早め走ってどこかへ行ってしまった。
俺は動くことができなかった。
ほとけっちに嫌われていたこと。
そして、ほとけっちのことを信じれていなかったこと。
そのことが心にじんわりと広がっていく。
ないこ
ないこ
あ、まって!
I f
I f
ほとけ!
悠祐
悠祐
ほとけ!待て!
初兎
初兎
…いむくんなんて、知らんから。
初兎
初兎
ポロポロ…
そういうとしょーちゃんは俯きながら目を擦り、
涙を拭きながら自分の部屋に戻ろうとした。
りうら
りうら
…しょー、ちゃ…
初兎
初兎
グスッ話しかけんといて…
話しかけて引き留めたが、俺の言葉に少し返し
自分の部屋に帰って行った。
りうら
りうら
…なんで…
りうら
りうら
全部、俺のせいじゃん…。
他メンバーはほとけっちを追い、
誰もいなくなった部屋リビング
小さな声で呟き、部屋に戻りTwitterを開いた。
そしてこの間少しできるようになったハッキングをした。
りうら
りうら
…これやったの…ほとけっちだ…。
その事実を知った後、俺は声を抑えずにないた。
りうら
りうら
…グスッポロポロうわぁーん!!ほとけっち“ぃ…
少ししたら眠気がき、眠りについた。
ほとけseed
ないこ
ないこ
あ、まって!
I f
I f
ほとけ!
悠祐
悠祐
ほとけ!待て!
大人組がかけてきた言葉は耳に入っていたのに。
言葉を返すことなく、ドアを開け走った。
ビルの上に…。
ビルに着く道を通っていた時に後ろを振り向くと大人組は居なかった。
-hotoke-
-hotoke-
なんだ。やっぱり僕のこと本当は愛してなかったんだ。
話し合いを始めたのはお昼だったはずなのに
辺りはもう赤く染まりそうになっていた。
少し足を速め、ビルの屋上を目指した。

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