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第1話

#1 出会い
48
2024/05/04 12:53

私はの名前は千鶴。
最近巫女になったんだけど、正直…
桜井 千鶴
桜井 千鶴
やる気が無い。
巫女なんて、存在しない神様なるものを、
いかにもいるようにするための、ただの
道具じゃないの?



はぁ、別にやるつもりなかったのに…
何でなったんだろう…





















































































































































⁇⁇
やっとみつけた!ヘェ〜!
きみがあたらしいみこさん⁈
⁇⁇
ダメですよ!
また勝手に外に出て…
敷地内で良かったです。
誰かがいるみたい。
まだ神社は開いてないけど…
注意しに行くか。
桜井 千鶴
桜井 千鶴
あの…
コロネ
コロネ
わぁ〜!みこさんみこさん、
なんてなまえなの?
ポン
ポン
わ〜っ、ごめんなさい、
ごめんなさい!怪しい者では
ないんです!
…私達が見えるんですか?
桜井 千鶴
桜井 千鶴
普通に見えますけど…
1人はメイド服に茶髪、黄色い瞳に
眼鏡をかけている。きっと従者だろう。

もう1人は小さい女の子。
白いブラウスに金髪に青い瞳。
そして何より目を引くのは頭についている耳。…えっ、耳?えっ?どういうこと?
ケモミミ…ケモノ…動物…
桜井 千鶴
桜井 千鶴
うっ、
あっ、声に出てしまった。
絶対顔にも出てる…
流石に人(?)前に出しちゃダメだよね…
人型だから動物じゃない、人型だから動物じゃない、人型だから…






ポン
ポン
今から全て説明致しますので、一旦落ち着いてください。
顔に出たの一瞬だけだったし、
声もほぼ声にならない声だったんだけど
聞こえたのかな…それはないな。
女の子に注意していたし…
こちらを気にしている場合じゃなさそうだ。じゃあ、何で?
ポン
ポン
落ち着いてください!それも含めて説明しますから!








桜井 千鶴
桜井 千鶴
ふぅ…
桜井 千鶴
桜井 千鶴
すみません。じゃあ、説明をお願いします。
ポン
ポン
はい、私はポン、彼女はコロネと言います。
コロネ
コロネ
よろしくね!
ポン
ポン
私は普段はそこのお狐様の像の前にあるもので、彼女はここに祀られているお狐様です。
コロネ
コロネ
イェーイ!
いかにも嘘らしい内容だな。私、神様とか信じてないし。まず、初対面で信用出来ない。
ポン
ポン
本当の話ですよ。
全部説明を聞けば
わかると思います。
ポン
ポン
私達は神様なので大体のことは何でも出来るんです。
決まりはありますが。
例えば心を読む、未来視、
テレパシー、などなどです。
桜井 千鶴
桜井 千鶴
だから私の考えていることが
わかったんですね。
ポン
ポン
そして私たちは神様なので、
普通の人には見えないです。
桜井家の巫女などは別ですが…
だから見えるのかと聞いたのか…
桜井 千鶴
桜井 千鶴
じゃあ、見えるのは私だけ?
ポン
ポン
そういう事です!
さっきのは本当の話っぽいな…










































ポン
ポン
千鶴さんって、巫女なんですよね?桜井家の。
桜井 千鶴
桜井 千鶴
はい。




ポン
ポン
あの…お願いがあるんですけれど…
桜井 千鶴
桜井 千鶴
お願い?
コロネ
コロネ
うん!




コロネ
コロネ
ボクたちと、『十二支巡り』をしてほしいんだ!





















































桜井 千鶴
桜井 千鶴




























































〈桜井神社〉
桜井家がもっている神社。
この世界でもかなり有名。
十二支を祀っているためか、十二支神社
とも言われている。
十二支が祀られていることは有名だが、
こっちが有名すぎてお狐様が本殿に祀られているのはあまり知られていない。













































1100文字です!



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