君が笑えれば、世界なんてどこでもいいんだよ。
ある日、指輪の不具合で1人だけ、こっちの世界に来てしまった。
「……………見覚えがありませんね………ここはどこでしょうか……?」
聞き覚えのある声、見覚えのある姿。
「ラト、なんでここにいるの?……………て言うか、あの世界から出れるんだ………?」
「主様が居るということは、ここは主様が住んでいる世界なんですね。」
「主様が住んでいる世界が気になっていたので、私……嬉しいですね………くふふ。」
この様子だと、ラトは1人にしない方がいいだろう、できるだけそばに置いておいた方がいい。
きっと、どこかへ行きかねない。
「ラト、一緒に外出ようか」
ラトに自分の私服を渡す、燕尾服だと目立ちかねない。
「これは……?主様の服ですか……?」
「うん、燕尾服だと目立つからね、それと……外では主様呼びは禁止ね。下の名前で呼んで?」
「わかりました、それでは着替えますね。」
こうして、少しの間だけラトと2人暮しをすることになったのでした。
ー 432文字
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update 2025/08/11