音が鳴るたび、君に触れたくなる
高校で軽音部のマネージャーを務める主人公は、
同じ学校に通うバンドメンバー——
大森元貴、藤澤涼架、若井滉斗と日々を共にしている。
音楽にまっすぐで、不器用で、
感情を表に出すのが少し苦手な大森。
優しく距離を保ちながら、誰よりも相手を思ってしまう若井。
場を和ませつつ、本質を見抜いている涼架。
文化祭ライブを目標に準備を進める中で、
主人公と大森の距離は少しずつ近づいていくが、
その変化は同時に、若井の想いを静かに浮き彫りにしていく。
告白、嘘、すれ違い、沈黙。
誰かを選ぶことは、
誰かを傷つけてしまうことでもあって。
文化祭当日、
ステージの上で鳴った“決定的な一曲”が、
それぞれの本音を露わにする。
そして主人公は、
逃げずに自分の気持ちと向き合い、
ひとつの答えを選ぶ。
重なった想いの先で選ばれたのは、
不器用で、独占欲強めで、
でも誰よりもまっすぐな大森元貴だった。
これは、
音楽と感情が交差する青春恋愛物語。
ー 16,104文字
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update 2026/01/08