Rouge
現代――世界では「ハーティス」と呼ばれる突然変異者たちが増え続け、特殊能力を持つ者たちが日常を脅かしていた。
その中でも最強の少女、ルージュは冷徹にして残酷。敵は敵として排除し、命乞いも降伏も許さない。
ただ一人、彼女が心を許す存在がいる。少年・神崎真。真はルージュがハーティスであることを知り、受け入れた唯一の人間だ。
ルージュの目的は明確だ――母親を殺すこと。母はかつて娘を実験対象とし、心に深い傷を残した。
だが、真を狙う他のハーティスたちが次々と現れ、二人の平穏を脅かす。
大雨の夜、街中のデパートでの逃避行。路地裏での緊張の戦闘。ルージュの冷徹さと独占欲、そして真への無防備な愛情が交錯する。
「私は人を殺していない」――しかし、屑どもと母を相手にした彼女の行動は、常に倫理の境界を揺るがす。
冷徹と愛情、理性と狂気が混ざり合う世界で、少女は真を守りつつ、復讐への道を歩み続ける。
これは、孤独と絶望の中で芽生える、人間の本性と倫理を問う現代ダークサスペンスである。
ー 1,574文字
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update 2025/12/19