移行しました
元の小説はこちら⬇️
初見さんはこちらから読んで貰えると分かりやすいかなと思います。
桃視点
少しだけ話をしようということになって、りうらさんの病室に入る。
ベッドに座りながら、首をこてっと傾げながらそう聞いてきた。
正直、ちょっと可愛いとか思ったり。
会話が弾んでいて、楽しかった。
人と話すのってこんなに楽しいことだったのか、そう思った。
けど、りうらの今の間はなんだろうか。
勉強教えてと言うなら、勉強が出来ない自分を嫌に思って、とか。
俺と自分を比べて、とか。
考えは無数に浮かんだ。
なんだろう、さっきの間もそうだし、どこか突っかかる所が多い。
俺に隠したい事でもあるのか、それともあまり知られたくない事なのか。
またも考えは無数に浮かんだ。
なんだったんだ、「またね」ってそんなに大事な言葉なのだろうか。
また突っかかる。
人の事考えるだけで吐き気がして、頭が痛くなって、何より自分から人と関わろうなんて思ったことも無かった。
なのに、りうらだけは違くて。
なんたろう、すごく、消えてしまいそうな儚さがあって。
俺と話す事を心から喜んでくれているような気がして。
" 俺 " という人間を見てくれているような、そんな気がして。
進級して、まだ二週間とかしか経ってない。
けど、外を見ると桜はもう散っていって、今は葉桜の季節。
綺麗なのか綺麗じゃないのか、ちょっと微妙な感じ。
俺は、そんな葉桜が好き。
ども!移行しました
こいつだけは力入れたくてまじで頑張りたい
伸びなかったら消すけど
これからは条件つけていこうと思います
協力よろしく🙏
じゃな
☆→30
♡→15
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。