第32話

家にて ラブラブな2人
1,110
2017/12/29 04:15
ー翌朝ー

「ただいま〜。」

朝9時30分頃、達也さんが帰ってきた。

「お帰りなさい!」

私はドアから顔を出して、言う。

「あれ?学校は?」

「今日から夏休みなんです!」

「おお、そっか。あ、実は今日、シフト表が出たから後で確認して見るね。」

「はい!楽しみにしてます!」

「うん、じゃあ、先にお風呂入ってくる。」

「はーい。」




「よいしょ。」

達也さんが出てくる前に洗濯物を干しちゃおう。

「ふっふふーん♪」

私は鼻歌を歌いながら洗濯物を干した。

今日は何しようかなぁ。

きっと達也さんは寝てるだろうし。

宿題でもするか!

そんな事を考えながら干していると達也さんが出てきた。


うわあああああああ

下短パンで、上何も着てないいいいいいい!

しかも、タオル首にかけててなんかやばい。


私は、なんだか恥ずかしくて気づかないふりをした。

「ふっふふーん♪」


「あなた〜。」

達也さんが私を後ろから抱きしめる。

「わっ!」

ちょ、待って!

「疲れたよー。」

「お疲れ様です。」

そう言いながら私は振り返る。

と、唇が当たった。

あぁ、ますます赤くなっちゃう。

「ははっ、可愛い〜。赤くなってる」

すると、チュッと私のおでこにキスをする。

あわわわわわわわ

もういいや!

ええいっ!

私は体ごと達也さんの方へ向いて抱きついた。

うわああああ、やばい。

達也さんの半裸ー!!!!!

すると、達也さんも抱きしめてくれた。

うわぁ、もう、

「幸せだなぁ。」

と達也さんが言う。

同じことを思ってたんだ。と嬉しくなりうふふっ、と笑う。

「どしたの?」

「いや、私も幸せだなぁ。って思ってたから。」

「そっか。良かった。」

お互い手を緩めて見つめ合い、笑う。


「達也さん、まだ髪の毛濡れてますよ。夏だからって油断しちゃダメー」

私はそう言いながら達也さんの首にかかっているタオルを取って髪の毛を拭いてあげた。


「よし!」

タオルをとる。

「ぷっ、あははっ!」

突然笑い出す私をみて、達也さんは「え?え?」となっていた。

「わしゃわしゃして拭いたから髪の毛がライオンみたいになっちゃた!」


すると今度は、達也さんは私に手を伸ばし、

「おりゃー!」

と、私の髪の毛をわしゃわしゃした。

「わっ、ちょっと、達也さんー!!」

達也さんは手を引いて、笑う。


もう一度お互いを見て笑いだす。

「あー、もうあなたちゃん可愛い!」

ぎゅーっと私を抱きしめてくれた。

「達也さんも可愛い!」

「え、かっこいいじゃなくて?」

「いや、いつもはかっこいいですけど、今は、可愛い…」

「まぁ、別にいいけど〜」

「え!拗ねた!?拗ねないで??」

「えーじゃあなんか言って〜」

「え、何を言えば…じゃあ、カッコいいよ!イケメン!大好き!」

「俺も!」


わっ!“俺”って初めて聞いた??

俺って言う達也さんも好きー!

あー。もう、幸せだぁ〜!

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