第47話

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2024/04/22 10:21
Re「所であなた」
優雅にティータイムを嗜んでいたところ
『ブッ!?!?、 ケホ、ッ...』
いきなり名前呼びされた事で飲んでいた(今度は適当な砂糖入り)珈琲を吹き出してしまった。
烏「娘!大丈夫か!?」
珈琲で噎せる私の背中を割れ物を扱うような手つきで擦るカラス。
随分と私に対する態度が変わったなと喜ばしく思いながら、ありがとうカラスとお礼を述べる。
それを聞いたカラスはふんっ、と鼻を鳴らし顔を真っ赤に染めている。その辺りツンデレは変わらないのだと不覚にも微笑する。
Re「悪ぃ悪ぃ。まさか噎せるだなんて思わなくてな、
申し訳なさそうに言うリーパーさんを憎めるわけもなく
ついさっき嵌められた事も忘れて彼を許してしまったのだった。
Re「それで話何だが、

お前、自分の持っている力の正体を知っているか?」
私の持つこの死に戻りの正体
死んだ時に"ある特定の時間"に戻ってくる、この力
ぶっちゃけそんなに便利なものではない。
サンズを失ったとき、運良くオートセーブされていた所がその前だからであって、




サンズが殺された所がリスポーン地点に設定されていたら終わりだった。
そうなったら、私はどんな方法を試してでも自分を葬るつもりだった。
いや、それは丸く収まったんだ。そんな縁起でも無いことを考える必要なんて-.........
Re「あなた...?」
名前を呼ばれてハッとする。
『ごめんね。ちょっと前の事を思い出していただけだから.........』
あの時私を撲殺したインクさん
あの時私が救えなかったサンズ
あの時私の首を締めたエラーちゃん


その後の世界が、私が見捨てた世界が

今も続いているのだとしたら


【これだからbugは嫌なんだよね】


【Papyrus お前も腹減ってるか?】



【何で、何故お前が死ぬ必要があったんだ】






【惨めだな。俺もお前も】
『あぶ っ、』


-ありうべからざる今を見ろ


これが、私の犯した罪なのでしょうか。


-ありうべからざる今を見ろ


ありうべからざる今を見て、私はどう思った


『ごめんなさい、ごめん ごめんね。』


私が捨ててしまった世界。諦めてしまった未来。




私なんていなければ-......
烏「おい小娘っ!!」
カラスの声かけにより、私は此方へと戻された。
『あっ、あ、.........
手足が痙攣している。
怖いのか?


私は死という手段の一つとして使ってきたこの道具が
死に戻りが無くなってしまえば、私は何も残らない。
残るのは空っぽな蛻だけ。
烏「娘。お前、泣いているのか-...?」
怪訝そうな顔をし、焦ったように私に問うカラス。















『私って、必要な存在なのかな。』


自分という空っぽな器に、何の意義も感じないのは不可抗力だ。




そんなの、無理にキマっている。









ぴよたま🐣🥚様、スポットライトありがとうございました!!
かみちゃん様2回のスポットライト、ありがとうございますm(_ _)m
山田 太郎様 回数合ってますかね...?
三回もスポットライトくださってありがとうございます(*^.^*)
そして!ななななんと!
スポットライト合計回数が100を突破しましたー!!!
本当にありがとうございますッッ!!😆💕✨
今回は中々不穏な回でかいててとても楽しかったです^^(胸糞大好き)

観ている方は知っての通り、まだまだ不穏さやグロさもレベルアップ🆙していくので、(ポ●モンかな?)
これからもとまけろをご贔屓願います。

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