俺は1度志麻先輩の合宿所に帰って水着に着替えた
あなたの名字も1度合宿所には帰ったけど、水着には着替えず部Tのまんまやった
あ、そうやんな
女だから海パンとか履けんよな
俺が色々察して一緒に海に戻ろうとしてる時だった
目の前に志麻ママが現れた!!
どうするあなたの名字
……ん?“あなたの男装時の下の名前ちゃん”?
なぜか志麻ママはあなたの名字のことをちゃん付けで呼んだ
他の部員は全員くん付けやのに……
あなたの名字は少し焦りながらも答えた
志麻ママから信じられない言葉が出た。
貴方みたいな女の子………
!?もしかして志麻ママ!あなたの名字が女の子って分かってるんか!?!?
あなたの名字が恐る恐る志麻ママに尋ねると、志麻ママは整然とした態度で言った
な、なんやと…あなたの名字を見ただけで女だと見破った?
俺でも気づかんかったのに……
このお母さんただ者じゃねぇ!!((
その後も志麻ママは続けて言った
志麻ママがそう言いながらあなたの名字に迫りよると、あなたの名字は明らかに嫌そうな目で見た
そして俺に「助けろよ!」とがんを飛ばしてきたけど、俺は無視してグットポーズをした
正直助けてやりたくない
このままいけばあなたの名字の水着姿が見れるからな
これはしょうがないことなんよ
男子高校生が女子の水着姿見たくないわけないやん()
そうして風呂に入りたくない猫のようにあなたの名字を志麻ママは無理矢理近くの部屋に連れ込んだ
前にもあったなこんなこと
…それにしても志麻ママ興奮し過ぎて関西弁出ちゃってたなw
しばらくして部屋の扉が開いた
俺はゴクリ…と唾を飲み込んだ
部屋から出てきたあなたの名字は…
天の神の子供じゃねぇかと思うほど、美しく、神々しく見えた
志麻ママがあなたの名字に着せた水着はまさしく白ビキニで、なんという布面積ッッ!!!!
俺は死ぬんか?今日は命日?
俺は思わず夢中にあなたの名字の水着姿を見た
デートの時とはまた違った可愛さがっ!
そしてあなたの名字の胸の谷間が……
あっ揺れた
なんだろう…もの凄く体が熱い
あなたの名字がそう言ってきて鼻の辺りを手で拭うと、手のひらに赤い血が付いてた
うわマジやん!?
なんで今出てきてんかなぁ
志麻ママはそうニヤつきながら俺にティッシュを渡してくれた
なにを突然言い出すんだこの人は!////
あなたの名字がえろくないって言ったら嘘になるけど…
俺は再びあなたの名字の水着姿を見た
うん。えろい。
こんなん誰でも惚れてまうがな///
まっとりあえず、これ以上ここに居ても志麻ママにいじられるだけだしそろそろ海行くか
俺は自分が着ていたラッシュガードをあなたの名字に被せた
急なラッシュガードにあなたの名字は慌てて払おうとしとる
こいつは自分がどんな姿なのか分かってないようやな
そんなに可愛い水着の女の子がおったらその辺のオスに絶対狙われてしまう
せめて胸元だけでも隠さな…
それに、その姿を俺以外の奴に見られるのはなんか嫌なんよ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。