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第9話

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2023/08/14 02:00
あ、ほんとに、終わってる……
えむ……
私は今、とても急かされてるような
そんな感じの気持ち。
まあ、わかってたんだけどさ。
早すぎない?
え、だってさ
司がスターになってまだ1日しか……
な、なんで?
私も、早く告白しよう、振られてでもいいから。
寧々
寧々
まあ、言えないならこれ最終手段を使うしかないよね
よ、よし。
あの時に渡してこれば良かった……泣
あ、そうだ。
司に言ってみよう。
司
てことでな!
司
ショーのネタがある人は手を挙げてくれ!
えむ
えむ
はいっ!
司
おおえむ、なにかあるか
えむ
えむ
うんっ!幽霊の女の子が、
えむ
えむ
生きてる時に好きだった男の子に、
愛のメッセージをかいた手紙を渡すのっ……!
司
おお、凄いじゃないか!
え、えむ、私がやりたいようなこと
ほぼそのまま言ってくれたんだけど、、、
あれ…………?
司のほう、様子おかしくない?
う、これもしかして……
これは、あなたの下の名前のことを思い出してる顔だ……
まあ気にしないでおこう。司のプライドにも関わるだろうし
司
じゃあ、役を振って行くぞ。
司
やりたい役があったら言ってくれ。
司
じゃあ、幽霊役いるか?
チャンス……
寧々
寧々
は、はい……っ!
寧々
寧々
私やりたい……。
司
……あ、あぁ。もちろん。
司
えむはいいのか?
えむ
えむ
うんっ!
えむ
えむ
( •ω-  )☆(寧々に)
寧々
寧々
えむ、ありがとう。
えむ
えむ
いえいえ〜い
何よそれ、ありがとう。えむ。
司
じゃあ次、男の子役をしたいやつは?
シ…(・-・)…ン
っ……これ、類がやらないと意味無いんだった……
壁にぶつかった……
ここで私が「類がいいと思う」っていうとさ
きっとみんなえ?ってなるし
……終わった…………
そう思いながら私は類の方をチラッと見る
目が合った。
どうかした?って聞くような表情をする類を見て私は
すぐに
首を振ってさっき見ていた方向を見る。
……意識するとこんなに恥ずかしいんだ。
うぅ……告白したいって思いだしてからまともに話せない……
そう悩んでいると、助っ人が助言をくれた。
えむ
えむ
はいはいは〜い!!
えむ
えむ
男の子の役は類くんがいいと思いま〜す!
( •ω-  )☆
寧々
寧々
えむ……
寧々
寧々
ありがとう
司
いいのか、類
類
まあ、指名されたからには
やらないわけにはいかないしね
ちょっととばして……(え?)
ショー当日
寧々side
練習は死ぬくらいやって来たから大丈夫。
でもまさかあんなにロマンチックな話になるとは……
相手類だし人目を気にしつつやるなんて私にできるのかな…
でも、私はやりきるんだ……
今からが山場……
ヒロインの幽霊女子が主人公の男子に手紙を渡すシーン
やり方は手紙を男の子の背中に押してする
っていう(語彙力皆無)
でしようとしてるんだけど
死にかけです
えむがその手紙と一緒に告白の手紙も入れとけって言うから
まあ、その手紙を読んでる時は幽霊いないんだけど……
というかこれ、怒られたらえむのせいだよね?
まあそれをやった私もダメなんだけど……
類side
手紙の中に
もうひとつ紙切れが
これはステージ裏で見ろと
僕の勘がいっている
裏でみよう。
寧々side
寧々
寧々
お、おかえり
類
ああ、ただいま。
目の前で見るのやめて欲しいんだけどな……
見て、理解してー
類はどんな反応をするのか……
み、みた
多分今読んでる
ハッと、なんか気づいた顔してる
類
寧々、あっちへ行こう
寧々
寧々
う、うん
……これでえむが着いてくるはず
寧々
寧々
そ、それで、呼び出した理由って……?
類
手紙の返事についてだね。
類
告白はありがとう。
類
でも、ごめん。
寧々
寧々
……え?
寧々
寧々
‪。°(° ᷄ᯅ ᷅°)°。‬
私は思わずその場で泣き崩れた
類
いや、あの……
類
告白は、ありがとう。僕も同じ気持ち。
類
でも、僕から告白できなくてごめんね。
類
って意味だから、ね?
泣き崩れないでくれるかい?
寧々
寧々
え、
あ、なんかこっち勘違いされてるかもしれない
寧々
寧々
うぅ、いや、あの嬉しすぎて泣いてる。
って言った瞬間類は
私のことを抱きしめてくれた
類
ありがとう。
寧々
寧々
うん、
類
寧々、焦ったんじゃないかい?
寧々
寧々
ま、まあ……
類
司くんとえむくんが……だからだろう。
寧々
寧々
うん……
類
でもそんな中で告白してくれた
寧々には感謝しかないね。
……これで二人に気を遣わさずに居れる。
良かった……
少女レイ編はこれでおわりにしたいたおもいます
気が向いたらNEWストーリー公開する予定です

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