『無能』になりたい"天才"さん
天才でいないと…
私は天才。 天才なんだ。
勉強も運動も出来る。 生徒会にだって入った。
そう、人から信頼されてる。
頼られてる。 はずなんだ…
頼られてるんだ!
そうだよね?
「宿題見せて?」
「これやって~」
「また1位!? すごい!」
「1位?当たり前でしょ?」
「あなたは"天才"だから」
天才だから1位を取って、誰にも優しくて…
天才だから…
天才でいないと…!
愛されない
友達じゃ失くなる…
1位じゃないと親に見放される
友情? 愛情?
ってなに?
本当に…
無能のあの子は愛されてる。
笑ってる。
ずっと、ずっと…
私も無能なら愛される?
ー無能になりたい天才さんー
ー作者よりー
次回投稿は…3月31日18時
物語が進むのは4話くらいからです。
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表紙:よっこら少年少女メーカー
ー 9,166文字
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