凪
小説
活動報告
- 青春・学園連載中夢小説

嘘吐き。
妖怪学校へ転入してきたのは、中国出身らしいということ以外、年齢も性別も名前すら分からない謎の生徒だった。 勉強は抜群にできる。どんな難問も一瞬で解き、教師ですら驚く知識と発想力を持つ。しかしその反面、授業は平気でサボり、興味のあることだけに全力を注ぐ自由奔放な問題児でもあった。 そして何より周囲を困らせるのが、その子の奇妙な癖。 「生きてるのも暇アル」 そんな軽い調子で危険な行動を繰り返し、自ら命を絶とうとするのだ。 だが、不思議なことに毎回失敗する。 偶然居合わせたクラスメイトに助けられたり、予想外のトラブルに巻き込まれたり、なぜか死ぬ寸前になると運命に邪魔をされてしまう。 クラスメイトと笑って、騒いで、時々ケンカして。 少しずつ賑やかな日常に馴染んでいくその子だったが、誰も知らなかった。 その明るさが作り物であることを。 名前を隠している理由を。 そして、「生きたい」という気持ちをなくしてしまった過去を。 かつて経験したある出来事によって、自分の価値も未来も信じられなくなったその子は、ずっと心を閉ざして生きてきたのだった。 しかし、妖怪たちとの日々は少しずつその心を変えていく。 過去は消えない。 傷も簡単には治らない。 それでも、自分を受け入れてくれる仲間たちと出会ったとき、その子は初めて「明日」を考え始める。 これは、死ぬことばかり考えていた謎の転入生が、クラスメイトたちとの青春の中で、生きる理由を見つけていく物語。 笑いあり、騒動あり、そして少しだけ涙ありの妖怪学園青春コメディ。 ー 232文字
012026/07/08




