第24話

これはチャンスか…?
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2023/01/05 15:52
きっつい練習をやってたら、いつの間にか外が夜になってた


俺らバスケ部はすぐさま風呂に入って、今は風呂から上がったところや


練習の疲れからかもう布団に入って寝ようとしとる奴もおれば………
バスケ部員
お前らぁ!好きな奴いる?
バスケ部員
おっ!俺しおりちゃん…///
志麻
ひゅ~!隣のクラスやったよな!可愛いよな~♪
こうやって恋バナして騒ぎまくってる奴もいる
あなた
うるっさいな…
あなたの名字は布団にうずくまって耳を塞いでる


どうやらあなたの名字も眠りを邪魔されてイライラしとるみたいやな


あの練習をしてどこにそんな騒げる体力が残ってるんよ…
バスケ部員
おい、坂田はどうなんだよw
志麻
あっそうそう
うらたくんから聞いてるよ~?結構モテるらしいやん//
うわっこっちまで先輩たちのとばっちりがきたよ
センラ
え、そうなん?
センラが「へぇ~」みたいな顔して話に乗っかってきた


うらさん、志麻先輩に俺のこと話してたんか


ここで言ったら面倒いことになるよな…


「誰!?どんなやつだ!?」って絶対質問の嵐


チラッとあなたの名字を見てから俺は嘘をついた。
坂田
いませんよー
バスケ部員
なーんだ居ねぇのかよ…
俺の読み通り、俺に好きな人がいないと知った先輩たちは俺から興味をなくした
志麻
…あっそういえば、俺センラの好きな人聞いたことないなぁ……
バスケ部員
!?
志麻先輩の何気ない一言でバスケ部の視線が全部センラへと向けられた


正直俺も気になる


センラに好きな人がいればあなたの名字は諦めて俺の方に振り向いてくれるかもしれん
センラ
おっ俺~?wえーっと…
みんなに期待されてセンラは気恥ずかしそうな顔しとる


なにモジモジしてんねん、はよ言えや!!


ゴクリ…


センラの言葉を待ってる俺らは唾を飲み込んだ
センラ
い…いる、かなぁ///
坂田
!?
驚きの事実過ぎてつい俺が一番先に驚いてしまった


まさかほんまにおるとは…!


センラは照れくさそうに苦笑いで答えた
あなた
!?誰ですか!?
いつの間にかあなたの名字が起き上がってセンラに迫りよってた


まぁそりゃ好きな人の好きな人は気になるわな
センラ
ん~ヒ☆ミ☆ツ☆
なんだこいつ


センラのふざけた解答についイラッとして殴りたい気分になった


だっっから俺こいつ嫌いやねん!!


あなたの名字を見ると、誰だか聞けずむずむずしながらも、どこか少し安心した顔をしとった


期待を裏切られた俺らは諦めて寝ることにした


志麻先輩が部屋の明かりを消す
志麻
なーんだ、それじゃあみんな寝よ寝よ
バスケ部員
ほーい
辺りが急に真っ暗になるとそれと同時に俺の眠気がふっとやってまぶたが重くなった


明日も練習あるしな…


このまま目閉じて大人しく寝よ


そうして俺は「いい夢を見れますように」と願いながら眠りに落ちた











センラ
また会いたいな…あの人///

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