女神の名を持つ男
神話に登場する軍神の名を与えられた、ひとりの青年。
光を受けて淡く輝く髪。
性別の境界さえ曖昧に思わせる美貌。
そして、猫のように気まぐれで、人懐っこい笑顔。
彼がバレーボールのコートに立つまでは、誰もがその美しい外見に目を奪われる。
けれど、笛の音が響いた瞬間、すべてが変わる。
冷静な判断。正確無比な攻撃。相手の思考の先を読む戦術。
身長200cmの身体から放たれる一撃は、幾度となく試合の流れを塗り替えてきた。
人々は彼をこう呼ぶ。
「軍神アテナ」
けれど本人は、そんな大層な呼び名など気にも留めない。
「ねえ、今日のご飯なに?」
今日も気ままな軍神は、誰かの隣で笑っている。
フランス代表として世界を渡り、日本のSVリーグで新たな物語を紡ぎながら。
これは、神のような実力と、ひどく人間らしい心を持つ青年の物語。
ー 22,042文字
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update 21時間前