被拘束世紀
再暦120年、人類は長年の夢であった宇宙進出を実現した。
人類は遥か昔から宇宙に思いを馳せていたが、誰が実現すると知っていたのだろう。
再暦105年に月・火星・金星へと出発する地点となる“宇宙開通軌道駅”が地球の3つの場所に建設。
その15年後には、初列車であり最終列車の“宇宙軌道電車SOO”が月・火星・金星へと発車した。
乗車した人々は新たな生活や環境に思いを馳せていた、それが被拘束世紀への入り口とも知らずに。
SOOは、地球から各惑星へと伸びる四角い白い筒“宇宙通過筒”の中を走行したため、無重量の影響を受けることなく、到着に成功した。
この宇宙進出に大きく貢献したのは、西暦の中盤に発見され、未だに全てが解明されていない未知の粒子“アヌパマ粒子”である。
人類はこの粒子を活用し、月・火星・金星の重力などを地球と同じに改造した。
地球に残された人々は次のSOOの出発を待っていたが、急な人口減少から来る紛争が連鎖的に勃発。
これにより唯一の架け橋である宇宙通過筒が崩壊し、月・火星・金星に行った人々は二度と故郷である地球に帰れなくなった。
こうして人類は、地球人・月人・火星人・金星人という、4つの人種に分断される。
再暦
95年、宇宙通過筒の完成。
105年、宇宙開通軌道駅の建設。
120年、月・火星・金星へ到着。
200年、紛争により宇宙通過筒の崩壊。
人類が地球人・月人・火星人・金星人の4つに分断される。
被拘束10世紀
現在 月と火星の接触を確認。
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