人工甘味料K
- ノンジャンル連載中オリジナル

空のむこうがわ
高校2年の少女・天宮 宙(そら)は、星を見ることだけが心の拠りどころだった。 成績は伸びず、母とはすれ違い、帰るふるさとも知らない根無し草。 進路を問われる季節が近づくほど、自分の居場所がどこにもないように思えてしまう。 母・天宮 望は、日本の誇るロケット燃料の研究者。 厳しさこそが愛情だと信じてきた望には、宙の弱さも戸惑いも届かない。 母とはすれ違いつつも、母の働く宇宙センターは宙にとってお気に入りの場所。 家族パスで夜な夜なこっそり入り込み…。 ー 1,917文字
102025/11/15ミステリー連載中オリジナル
あの子は、もういないことになっている
転校してきた中学2年生・綾音は、誰も座らない空席と、かすかに残る“ミユ”という名前に気づく。けれど、その名前を口にした瞬間、教室の空気が凍った――「そんな子、いないよ?」 封印された記憶と、誰も語りたがらない秘密に触れた綾音がたどり着く、“本当に消されたもの”とは。 ー 4,158文字
702025/05/20恋愛完結オリジナル
脳内ラブハック ~ドーパミン仕込みの片思い実験~
中学2年の理系ガール・真理は、神経科学の知識を総動員して“思いを成就”させようとする実験愛好家。 まずは「ギャップ萌え」に着目し、気になっている同級生・瞬に、普段と違う自分のギャップを意図的に演出してドーパミン放出を引き起こす。そして次は、朝イチで印象付ける“インプリンティング作戦”として、毎朝真っ先に瞬のロッカー前に立つ。さらには手作りのオキシトシン噴霧装置をポケットに忍ばせ、ついにはヘッドフォンに小型脳波センサーを仕込み、瞬の脳活動をリアルタイム解析しようと画策する。 最初、瞬は真理の“実験台”扱いに眉をひそめ、クールに拒絶。しかし彼女の飽くなき情熱と、理屈を超えた純粋な優しさには抗しがたく、次第にその目線は実験器具から真理本人へと向いていく。やがて脳波データもオキシトシンも不要だったと気づかせる、“科学を超えた”青春のきらめきが二人を結びつける──。 ー 8,588文字
012025/05/17ノンジャンル完結オリジナル
アジフライ談義 ~サクサクの向こう側~
放課後の公園のベンチ。地元・長崎産から銚子産まで、アジフライの産地の奥深さについて熱く語り合う朝比奈春菜と青木咲。咲は魚市場をめぐるこだわりを語り、春菜は二度揚げのサクサク食感を実演。おたがいの実家の漁港直送、衣の違い、揚げ油の黄金比…“アジフライ愛”を語る二人の情熱は止まらない。 一方、その会話をただ傍観する小林結衣は、心の中でそっとつぶやく。「また始まったよ…ついていけないな」と。だが、揚げたての香ばしい匂いと、ふたりの幸せそうな笑顔に包まれるうち、結衣の中にも小さな変化が芽生え始める。 やがて話題は、おすすめの定食屋巡りへ。タルタルたっぷりの家庭的な味から、衣の軽さを極めた専門店まで、二軒の食べ比べを経て、揚げた瞬間の「ジュッ」という音こそが幸福の合図だと結論づける。 そしてエピローグ――教室に戻った三人。結衣が静かに口を開く。「ねえ、次は私の好きな話、聞いてくれる?」。春菜と咲は顔を見合わせ、にっこりとうなずく。揚げたてのアジフライが生んだ、ほんのり甘酸っぱい友情の物語。 ー 4,587文字
002025/05/16恋愛連載中オリジナル
恋する前に、君は宇宙人だって言えよ!
光の通う中学に、銀髪の転校生カナがやってくる。その日から、彼の周りで不思議な事件が連発。落ちたはずの消しゴムが空中で止まったり、雷が彼だけに集中して降ったり……。 カナの目的は、「地球人の恋心を理解し、持ち帰ること」。そのために選ばれた“サンプル”が光だった。しかし、カナ自身が「ときめき」という感情に翻弄され始める。一方、ナオはその正体を暴こうとし、物語はカオスな三角関係&SFコメディラブに! ー 9,305文字
012025/05/15

