壱琉がズルズル引き摺ってきたのは……………
ツ!!
ヒ、ヒーロー?!
両手両足を変な紐?(たぶん異能)で拘束された裏切り者。
手前………………
ちゅ、中也さん!
何?知り合いなの?
部下だよ
ウケる
んで?こいつが逃げる手引きした奴か?
そ~ゆ~こと。
部下の教育位ちゃんとしてよね~
俺達はヒーローたちを撲滅するために集まった!!
崇高なる使命をここで終わらせるわけにはッッッ!
バァン🔫
ギャァァアア!!
ッ!
おい、誰の許可があって喋ってんだ。
これ以上は許容できねぇぞ。
部下が口を開くのは上司が許可したかどうしてもの緊急時だけだ。
裏のルールをわかってねぇわけじゃねぇよな?
それまでは豚らしく惨めに鳴いていろ。
パチン
は。
はい。
こいつを隣の部屋に隔離しろ。
死なない程度に痛め付けておけ。
いーんすか?
半殺し程なら良いのですね?
あぁ許可する。
壱琉~
ん?なァに♡
うわ、やっぱ超highになってる
さっきまであなたの下の名前さんもそうでしたけどネ……………
?アレ?こいつらなんでまだ居んの?
下校時刻たっくに過ぎてるデショ?
うぐ……………
はいは~い…………
流石に拷問室のとなりで過ごすほど馬鹿な真似しないよ
というわけだ。あなたの下の名前たちはそいつら抜け出さないか見張りながら寮に戻れ。
俺は隣行く
りょ~
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。