時刻は4:30
まもなく夜が明ける
つまり 私はあと数分しかこの場に居れない
なんでと言われても
そんなの僕が1番聞きたい
確かに 鬼を屋敷に上げるなんて不愉快かもしれない
でも僕は あなたを屋敷に招くこと自体
全く不愉快だとは思わない
むしろ心のどこかで少しだけ
嬉しいと思ってしまう自分がいるからだ
一体 霞はどういうつもりで私を招いたのだろう
もう日が昇り始めてしまったから
血鬼術で心を読むことは出来ない
もしかして連日の任務で思考力が低下してるとか?
……流石に柱だしそんなわけ無いよね
もしかして…この一瞬で記憶の一部を取り戻した?
いや この薬にそんな秒で効く効果は…
きっと 双子の兄のことだろう
私を姉みたいだと思っている限り
自分は"弟"の立場だということを
近々思い出してくれるかもしれない
𝐍𝐞𝐱𝐭······▸














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。