(前回から)数日経過して
酒場にハンガリーさんが現れた
無論一人ではなかった
ハンガリーさんはどうやら相方さん?を連れてきたようだ
全員があきれた表情を向けながらも
それでもなお、安堵と嬉しさに満ちている
ポーランドはさっきからずっとハンガリーに抱きついている
ハンガリーはそんな状況にやや苦笑いをしながらも
ポーランドの頭を撫でている
一方ルーマニアはオーストリアに話しかけている
オーストリアはルーマニアを、やや睨みながら告げる
珍しくチェコスさんも饒舌だった
そうして、そんな話もしばらくして
話しはだんだんとあの日
ハンガリーが飛び出した日の話になっていった
2人は静かに話し始めた
ときは遡るほど2週間
ハンガリーが飛び出したあと
sideハンガリー
急がねぇとな…
ひたすら走って走って
いつもの俺ならそこまで急いだりしなかった
なのにどうしてか
いつもの俺とは思えない速さでひたすらに走った
ただ走って走って
たどり着いた先には…
目当ての人がいた
すでに息切れしていて
少ししんどかった
すると、そっとオーストリアが俺を抱きかかえてきた
独立して間もなく体もまだまだ本調子でないだろうに
こんなに寒くて、こんなに遠くまで連れてきてしまったのが申し訳なかった




















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。