と 、机の上に置いてある液体を指さす
... そっか 、マッシュくんは知らないのか
そりゃ知ってるとは思ってなかったし
寝てて先生の話も聞いてなかったしなぁ ...
と 、他人事のように考えた
いやまあ ... 間違っては無いよね
こーいうのは直球に言うのが一番だし !!
と頭の中で自己解釈した
... そして後に自分でした媚薬の説明を
後悔することになる
興味津々に見ている彼
媚薬とは基本ピンクか淡い紫色で
甘い香りがするらしい
作る時渡された説明書に書いてあったから
そうなる通りに材料を調合して作った
... 薬とは言い難いけど
あながち間違っては無いので訂正の必要はないか
「 これって ... 」
と何かを聞こうとして薬を持ち
私の元に駆け寄ってくるマッシュくん
何だろう 、と思いながら顔を向けて瞬間
ガシャンッ ...
がしゃんっ ... と何かが落ちる音が聞こえた次の瞬間
頭から上半身まで体が濡れた感覚がした
... マッシュくんが落としたものは
媚薬が入っていた瓶
そして私の体にかかっている液体は
ピンク色の少し甘い香りがする液体
舐めたら甘い味がする ... 。
... えもしかしてこれ媚薬 ??
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!