〝らんside〟
あの出来事から1,2年経つのだろうか 。
〝あの日〟から 、 鬼狩りの巡回が多くなった 。
最近は 木の上から見ても 、 鬼狩り達の姿を見るのが少なくなった 。
まぁ 、 少なくとも1年以上経っても動く気配も無ければ 、目撃情報も無い 。
極たまに見かける事はあるが 、結構少ない 。
あの日 、あの子の願いを受け継いで 、今の俺達があることが 。
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幻月は???に操られ、亡くなってしまった 。
俺らは目の前で死んだことが 、まだ整理がついていけてなかった 。
幻月はぐったり倒れ 、 こさめが近くに行って幻月の身体を揺らす 。
???もバタンッと倒れ 、 意識を失ってしまった 。
いるまとなつは ??? の近くまで行くと 、上からじっと???を見下ろして 、少し黙ってから口を開いた 。
沈黙へと変わる 。
みんなは 、唖然として俯いている 。
数分前まで 、俺達 六幻 は ────── 。
六道を超えた先にある 、〝桃源郷〟 。
その神様である 〝シロナ〟 。
あの人が 、 俺達をそれぞれ六道の世界に飛ばさせて 、 〝試練〟とやらを与えた 。
何故 桃源郷の神様が とか 、質問をしても言ってはくれなかった 。
幻月も操られているように 、俺達の受け答えも 、
返事もくれなかった 。
だが 、最後だけ 。
死に際に語ってくれた 。
〝
私の夢 、 託した 。
〟
幻月の夢 。
俺らは 、少し違う形でその夢を託された 。
すると 、 言い終わる前に 、何やら影が現れた 。
すちのツタで拘束されているシロナを持って 、
俺達に攻撃をしかけてきた 。
いるまの弾幕をするりと避けまくる空亡 。
動きが早い ⋯⋯ 。
でもオーラ敵にも 、 全体的に強さは俺達 六幻 と同じくらいだろうか 。
そこで俺は咄嗟にみんなに言った 。
目を見て察したのだろう 。
いるま、なつ、こさめ、すち、みことが一斉に頷く 。
するとこの一瞬で 六人の雰囲気が変わる ─── 。
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それからの俺の記憶は無い 。
でも記憶が無いから 、 もしかしたらあの〝力〟を使ったのか ⋯⋯ 。
みんなはあの後の事 覚えてるかな ⋯⋯ ?
みんなが集まった時に聞いてみよう🎶
俺はワクワクしながら 、 道を歩き出した 。
⬆️
天才では無い 。
⬆️
⋯⋯ は ?
⬆️
( ᐛ )
⬆️
( '-' )
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!