廊下を歩いている
理由は簡単だ
旧理科準備室に向かっているから
ただ、それだけ
周りの子達はみんな、仲良く会話している
でも、私にはそんな人は居ない
目の前に同じくらいの身長で金髪のウマ娘が映る
ポッケさん…と、ポッケさんのお友達…さん、
私もあんなに仲良く会話出来る友達が欲しい
私も楽しくポッケさんと会話したい
私も…私も……
私は嫉妬じみた感情を抑えて、
早足で旧理科準備室に向かう
心がぐちゃぐちゃの感情でいっぱいになっていて
正直、とても気持ち悪い
今にも吐きそうだった
旧理科準備室の扉を開けて…中に入って閉める
タキオンさんが居なくて正直…ホッとした
『色々な人と仲良くなりたいよ…』
泣きながら…そう、本音を零した…
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旧理科準備室の前で聞いてしまった
彼女の本音を
泣いて、欲しかったものを嘆いでいる
願いを…本心を零している
私達に見せている面とは違って
弱い部分を…見せている
でも、その部分は…












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。