私達がうずまきでメニューを決めていると、茶色のマントに淡い紫色のネクタイ。
黒い髪に帽子を被り、目は糸目の男性が入ってきた。
えっ......
乱歩が私に抱きついてきた。
勢いありすぎて、少し後ろに下がる。
てか、出張中で来週に帰るって言ってたよね!?
可愛い!!!
何なんだ!この生き物は!
私も思わず抱きつく。
ナオミちゃんが何か叫んでるし、他の人はそれを見てるし......この状況、はっきり言ってカオス(・∀・)
すると、赤髪で片方に集めて縛っている背の低い少女が入ってきた。
そう言って輝子さんが抱きついてきた。
うっ。さっきの乱歩よりも勢いがある。
この人は大倉輝子さん。私がかつて働いていた猟犬の副長で、年齢操作の異能を持っている。
私が、猟犬に入った初日に話が合いすぎて仲良くなった人だ。なので、会うたびに抱きついてくれるようになった。
彼は末広鉄腸さん。猟犬最強と謳われるほどの強い異能を持っていて、意外と常識人。
食べ物のセンスが壊滅的で、よく色が似ている食べ物に似た色のものをかける。
例えば、苺に七味とか、羊羹に醤油かけたりとか。
ていうか、まだ味覚はそのまんまなんだね。鉄腸さん...
彼は条野採菊さん。目が見えない変わりに、五感が優れていて、心音で人の心の内を読むことが出来るほど耳が良い。
かつての私も、その心音とかでよくからかわれたりしたな〜。←遠い目
むぐっ
立原くんは?と聞こうとしたら、採菊さんに口を抑えられた。
何故!?
不味い。忘れてた!
すると、乱歩が採菊さんと私を引き離した。
僕のって言葉を聞いて、私の顔は赤くなる。
今のは反則すぎでしょ///
しばらくして、場の雰囲気も落ち着いてきた。
折角だからということもあって、猟犬の皆とも一緒にお茶をすることになった。
そう。ここに乱歩がいるということは、私の本心が「超推理」で分かるということ。
だから、注文とかで困った時には、乱歩が居ないと駄目なんだ!!!
そう言って、毎回「超推理」やってくれる乱歩好き!
異能発動してるときの乱歩、好きだな〜。
いつも目を閉じているのに、このときだけ、綺麗な緑色の目を開く。
その緑色の瞳は、吸い込まれそうなほど美しい。
それに、超推理をしている時の乱歩、とっても頼もしく思える。
その姿を見るたびに、心がドンドン惹かれていくんだ。
他の皆も注文決まったようだし、
ルーシーちゃんを呼ぶ。
そして早速、
ナオミちゃんが目をキラキラさせながら、此方を向いた。
上機嫌になった私を見て、
と二人は乱歩さんに詰め寄る。
可愛すぎる!この二人!何が何でも守ってあげたい!
ず、図星すぎて何も言えない...
真っ赤になりながら反論する。
今サラリと爆弾発言したぞこの人。
これだから天然は怖い!
ナオミちゃんはこの人たちが言ったことをちっとも気にしていない様子で私を急かした。
私は軽く咳払いをし、












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!