第4話

4話
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2019/05/12 12:50
グルッペン
グルッペン
とりあえず、中入るぞ。
あなた
あなた
は、はい…!







扉を開けた先は、
綺麗な階段が続いていた。








グルッペン
グルッペン
そういえば、お前の名前は
まだ聞いてなかったな。


あ、忘れてた。

あなた
あなた
あっ…あなたって言います。17歳です。
トントン
トントン
17歳若いなぁ…
トントン
トントン
あ、そうだ、
あなたさんにここのビルの説明しますね。




思い出したようにトントンさんは言う。






あなた
あなた
あ、はい!お願いします。
トントン
トントン
ここは、15階立てなんですけど、
1階〜10階が仕事関係のフロアで、
上の11階〜15階は、それぞれの個室が
あってそこに俺達みんな住んでいます。
なので、あなたはこれからこのビルに
住むことになるので、
その…お母さんには
会わなくて済むと思いますよ。





丁寧な説明の最後の方には
母のことも気にしながら説明してくれた。










あなた
あなた
あの、色々とありがとうございます。
あなた
あなた
あと、トントンさんは年上なので、
タメ口、呼び捨てでいいですよ。



敬語とさん付けには慣れていない。
先生にも、母親にも、同級生にも
誰にも敬語もさん付けもを
されたことないから。



トントン
トントン
ん、そうか?じゃあ、遠慮なく
タメ口で行かせてもらうな!
あなた
あなた
はい!
トントン
トントン
でも、あなたもタメ口でええよ?




あぁ、やっぱりきた。
でも、私には無理だ…
敬語を使ったことがない。




あなた
あなた
あ…私は、タメ口を使うことが無くて…
だから多分使えないと思うので
このままで敬語でいいです!(^^)
トントン
トントン
そう…なのか…。







少しばかり沈黙が続く…










グルッペン
グルッペン
…よし、着いたゾ!
ここは多目的ホールだ!
ここはゲーム、テレビがあるから
ここにみんながいる場合が多いんだゾ!
あなた
あなた
そうなんですか。
トントン
トントン
んじゃ、入るかー!













扉を開けた先に居たのは…
















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