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第2話

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2024/10/10 11:26 更新

あなた
じゃあね!高梨さん
高梨
またねあなたちゃん
高梨
次はいつ会えるの?
高梨
俺はあなたちゃんの為ならすぐにでも駆けつけるよ
あなた
でも高梨さん奥さんいるでしょ?
高梨
あんな奴よりあなたちゃんの方が大事に
決まってるよ!
あなた
えーほんとにー?

  こいつはもう終わりかな
あなた
それじゃあね

  そこまで本気になられても困るし


  
  スマホのトーク履歴から 高梨雅志 の名前を消した
  時刻は23時48分
  私も華の大学生ライフを送りたかったが
  高校卒業と同時に家を出た私には
  金銭的にも生きていくだけでギリギリだった
  そんな中、自分の顔の価値はよく理解していた
あなた
次の寝床どうしよっかな
あなた
他にもいるけどなー
あなた
高梨さんが一番都合良い関係だったし

  トーク履歴に並ぶ男の名前をスクロールしながら
  呟く
あなた
新しい人見つけよっかな

  時間も丁度終電間際
  適当に引っ掛けて一晩過ごそうと決めた矢先


  モデルよりも目を引く高身長に
  髪の白と反した黒づくめの服

  この人だと本能的に決めた
あなた
あの、すみません
五条悟
あー、僕?

  真っ黒なサングラスの奥から除く青い瞳を見つめて
あなた
お兄さんモデルの方か何かですか?

  とびきりの営業スマイルで話しかける
五条悟
いや、一応教師です
あなた
へー!先生なんですね
あなた
こんなお時間までお仕事だったんですか?
五条悟
ただの野暮用ですよ

  時計の針が動くと同時に
  終電の発車する音が辺りに鳴り響いた
あなた
あなた
終電の時間過ぎちゃった
  わざとらしく口に出す
あなた
今夜泊めて欲しいな
あなた
お願いお兄さん♡


五条悟
…悪いけど僕忙しいから
あなた

  頭が追いついていない私を放って
  お兄さんは近くに止まった車に乗り込んだ
五条悟
ちょっと伊地知おそい
伊地知
す、すみません

  私の逆ナン不敗記録があんな奴に破られる
  そう思うと
あなた
ま、待って!
  私の言葉にお兄さんは窓から顔を覗かせた
あなた
ほんとにお金もなくて泊まる場所もなくて
あなた
一晩でいいから

  なによりこのままじゃ私のプライドが許さない
五条悟
なら
五条悟
これあげるよ

  そいつは開けた窓から1万円数枚を投げつけてきた
五条悟
こんだけあれば1泊できるでしょ
五条悟
足りなくても他の男がいるんでしょ?君

  なにこいつ
あなた
…馬鹿にしないで
  こいつの言うことは間違っていない、けど
  男が投げつけた1万円を全て拾い
  車内に向かって窓の隙間から投げつけ返した
あなた
こんなのいらない

  さっきまで綺麗だと思っていた顔も今は見たくない
五条悟
そう、それじゃあ
五条悟
出して
伊地知
本当にいいんですか?
五条悟
いいから

  目の前の車が音を立てて走り去っていった

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