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第9話

隠されていた事実(3)
40
2026/02/28 07:53 更新
叶
__ということなんだけど、どうかな?
あなた
どう、、って?
叶
あなたさんの気持ち教えてほしいです、
ただでさえこの展開に混乱しているというのに、叶さんの質問は混乱をさらに加速させた
あなた
その、あ、あの
あなた
私も、
あなた
叶さんのことが、
気がつけば緊張で手も足もブルブル震えていた
あの二文字が、もう喉まで込み上げてきていて、





あなた
好きです、、!!

大好きな人に、やっとこの思いを打ち明けられた
前を向くとそこには両手を開いて私を見つめていた叶さんが立っていた
叶
おいで
その言葉に今まで押さえていた感情が溢れ出して、気がつけば叶さんの腕の中へ飛び込んでいた
ふんわりと香る甘い香水の匂いと顔がちょうど胸の位置にくる身長差のおかげで、叶さんの心音がはっきりと聞こえる
あなた
もしかして
あなた
緊張してますか…?
顔を上げて叶さんを見つめると___
叶
ねぇ、上目遣いやめて
叶
我慢できなくなっちゃうよ僕
そういって叶さんは目を逸らした
いつも余裕な叶さんだから緊張とかしないタイプだと思っていた
___耳まで真っ赤になってることに気がつくまでは
あなた
かわいい笑笑
そう言って笑っていると、叶さんは私の右頬に手を添えて顔を近づかせた
あまりの近さに思わず目をつぶってしまった次の瞬間、左頬に柔らかいものが当たった
叶
大切にするから
叶
じゃあまた連絡するね
そう言って、叶さんは会議室を後にした
まだ左頬にさっきの感触が残っている、これは夢じゃないんだと実感させられた

一連の出来事を整理しようと思って思い出してみたが動揺と嬉しさのあまり思わずしゃがみ込んでしまった
しばらくたったあと私も会議室を出た___

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