第7話

第二章 復縁 (冨岡義勇─夢現)
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2026/01/26 12:43 更新
 俺は、夢を見ている。
ずっと、不死川を脳内で抱きしめている。そのせいで大学もろくに行けず、教授から『お前はそろそろ現実を見ろ』と、つい昨日言われたばかりだった。
 そんな中、俺のスマホが震える。不死川からのLINEだった。
『わかった。いつがいい?俺の予定に合わせてくれたほうがいいかもな』
100年かけて、やっと桜が咲いたような、そんな気分だった。身体が浮遊しているようで、中々足が地に届かない。
 夢にも見ていた、この瞬間。春を告げに来たのは鶯ではなく、不死川だった。
 俺は興奮気味にキーボードを打った。
『本当か?不死川じゃあいつ行けそうか教えてほしい』
俺はただ、スマホを抱いて嗚咽を漏らした。やっと、不死川に会えるんだ。あんなに愛していた不死川に。やっと。
 不死川。不死川はどうしてずっと連絡をくれなかったんだ。そう問いたい気持ちもあったが、今はやめておくことにした。
 この時間はただ、桜を見つめていたかった。
 一通り溜めた想いを零したあと、俺は久しぶりに前髪を切った。
 不死川の事で何も手がつかず、前髪も伸ばしっぱなしだった。
 しかし今は違う。不死川は俺を嫌っていなかった。それが分かった今、もう俺に怖いものはない。
 待ってろ不死川。俺は今お前のためにすべてを捧げるから。

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