声が出なかったの。
怖かった、
手が、身体中が震えた。
無実だと証言できれば、
今頃、こんなことにならなかったのに。
ただ、
" お兄ちゃん "を助けたかっただけ。
だけど私には、
誰かを助ける力がない_______________
____________
__________
_______
____
________ガタン、ゴトン、
私の名は 『 雨宮あなた 』
隣に座っているのが、
私の兄 『 雨宮蓮 』
兄 蓮は16歳の高校二年生。
妹 あなたは15歳の高校一年生。
いわゆる" 年子兄妹 "だ。
ある日。
雨宮蓮は、
男に絡まれている女性を助けようとした結果。
男に傷害の濡れ衣を着せられ、
" 保護観察処分 "となってしまい
兄妹セットで、
地元の高校を退学処分にされてしまった。
この事件が冷めるまで
郷里を離れるしかなくなり、
私たちは上京し
「 私立秀尽学園高校 」へ転入することになった。
そして、
東京の四軒茶屋にある
両親の知人の知り合いである
" 佐倉惣治郎 "が経営する
喫茶店「 ルブラン 」の屋根裏に
居候しながら学生生活を送ることになった。
〈〈 次は、渋谷駅渋谷駅。
お降りのお客様は_______
手を繋ぎ
私たちは渋谷駅で降りた。
改札を抜けると、
地元とは比べ物にならないほどの景色。
喫茶店「ルブラン」へのナビを起動させると、
雨宮は少し驚いた。
それに気づいたあなたは、
少し背伸びをして
兄のスマホを覗く。
画面には
目が中心として描かれたアプリ。
そのアプリは
急に拡大し、
私たちの周りの時が止まった。
_________ギュッ、
あなたは蓮の裾を
強く握る。
あなたの背中に手を回し、
自身の方へ引き寄せる。
二人して辺りを見渡すと、
少し向こうに
青い炎が目に入った。
しばらく見ていると、
炎は擬人化し
私たちをみて
不気味に微笑んだ。
横に立っていたあなたを
正面に誘導させ、
自身の胸に押しつけた。
すると、
青い炎は消え去り
時もまた動き出した。
蓮はすぐさま
アプリをアンインストールした。
______
______
四軒茶屋
警察の方や街の方に聞き
喫茶店「ルブラン」に着いた。
________ガチャ
女の顔以外、すぐ忘れちまう。
蓮は黙りながら、
牽制するようにあなたを引き寄せる。
男はキッチンから出て、
兄妹の前に立つ。
兄妹は男に礼をする。
着いてこい。
そう言われ、
私たちは佐倉惣治郎という男について行った。
________かちっ
連れてこられた場所は
屋根裏部屋。
にしては、広い部屋だ。
寝床のシーツくらいはくれてやるよ。
後は、
自分で片付けろ。
" 人は見かけによらないな "。
聞くつもりもねぇ、
深入りしたくねぇからな。
で、前歴がついたお前と
その妹は、晴れて地元の高校を退学。
裁判所の判決で、
転校転居を迫られ
両親もそれを承諾。
要は、厄介払いされて
ここに来たわけだ。
店で余計なことは言うなよ?
これでも、客商売なんでな。
しばらく一年はここで暮らせ。
何も起こさなきゃ、観察も解ける。
明日、" 秀尽 "に行くぞ。
「 秀尽学園高校 」
先生方に挨拶参りだ。
お前みたいなのが編入できるとこ
早々ねぇんだからよ。
そう言って、
佐倉惣治郎は下に降りた。
屋根裏部屋での生活。
悪くないかも。
_________

名前⇢⇢⇢雨宮あなた
年齢⇢⇢⇢15歳 高1
身長⇢⇢⇢165cm
体重⇢⇢⇢55kg
誕生日⇢⇢⇢11月29日
雨宮蓮の誕生日に正確な情報がないため、
雨宮蓮の誕生日は、11月30日にします。
好きな〇〇⇢⇢⇢雨宮蓮 兄を大切にしてくれる人 ご飯
嫌いな〇〇⇢⇢⇢兄を侮辱 嫌う人 極悪人 美味しくない食べ物












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。