side¦Konan
小五郎のおじさんは依頼で、昨日からいない。
蘭姉ちゃんは空手で右手を怪我している。
そのため、俺と蘭姉ちゃん、園子姉ちゃん。
そして、灰原たちとポアロに行くことになった。
と言っても、下に降りるだけなのだが。
カランッ
園子姉ちゃんと蘭姉ちゃんが挨拶すると、
梓さんも笑顔で迎えてくれた。
と言っても、ラベンダー色の髪をした女性が
いるだけだったが…
何となく、後ろ姿が誰かに似ている気がする。
誰だか分からないけど……
歩美ちゃんに声をかけられて驚いたのか、女性は
肩をピクっと動かし後ろを振り返った。
その女性の顔を見たあとすぐに、灰原が俺の後ろに
隠れた。
俺の服を掴んで隠れている。
目の色を褒められて少し驚いているようだった。
確かに綺麗な色である。
歩美たちが自己紹介をすると、彼女も名を名乗った。
瀬名あなたの表の普段の偽名か…なんか、名前も綺麗だな…
灰原はどこか警戒しているようだった。
この人、警戒するような人なのか?
やっぱり、こんな名前の奴は普通いないからな。
気になるのもしょうがない。
蘭があなたの表の普段の偽名さんと会ったことがあるか尋ねたが、
別人だと答えた。
どっかで会ったことがあるような気がするのは
俺も同じだ。
それがどこで、誰なのかは分からないけど…
いつの間にか、食べ物や飲み物が空になっていた。
食べるの早いな……
出ていかれる前に、盗聴器でも仕掛けるか。
ゴミがついてると嘘をつき、襟の外側に盗聴器を付けた。
ゴミを取ったと嘘をついて、彼女がポアロから
出ていくのを見届けた。
やっぱり、あの後ろ姿をどこかで
見た気がするんだよな…気の所為か?
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𝐍𝐞𝐱𝐭▷▶︎▷












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。