「それではこれで柱合会議を終わるよ。みんな気をつけてね。」
柱「御意」
スタスタスタスタ
甘露寺「あら、なるちゃんもう帰っちゃったわね、」
伊黒「甘露寺この後甘味処でも、、」
宇隨「まぁ、しゃーねよ、なるは俺と御館様以外極力話さないからな」
数日後
奈流(しくった、下弦の鬼に手こずった。腕やったなこれは、胡蝶様のところに行こ)
ガラガラ
神崎「あ、星柱様ですね。どうかなさいましたか。」
奈流「腕、」
神崎「腕を怪我されたのですね。しのぶ様を呼んで来ます。」
胡蝶「なるさん、腕を怪我されたのですね。今処置しますね。」
奈流「ありがとうございます」
胡蝶「いえいえ、また、いつでも来てくださいね。」
蝶屋敷で竈門さん達にあった。
炭治郎、善逸、伊之助はある違和感を感じた。
星宮奈流。
隣にいても、匂いがしない。
足音も、息遣いも、まるで空気のように感じられない。
「まるで、生きてないみたいだ……」
炭治郎はそう呟いた。
「なあ、奈流ちゃん……ちょっと、いい?」
善逸が声をかけ、炭治郎と伊之助が背中を押した。
奈流は黙って首を傾げた。
炭治郎が正面に立ち、真っ直ぐ見つめて言った。
「君のこと、ちゃんと知りたい。……どうしてそんなに何も感じないのか、話してくれないか?」
沈黙が落ちる。
やがて──奈流は口を開いた。
静かに。けれど、決して感情は乗せず。
⸻
「物心ついた時から、私は毒を摂取していた。耐性をつけるために。
それと並行して、秘密を口にしないように拷問を受けた。
鞭で打たれ、焼かれ、薬を注射され、骨を砕かれた」
炭治郎たちの表情が凍る。
「他にも、情報を引き出すための……性的な訓練もあった。
人を騙す方法も、殺す方法も、教わった。
最初に私が殺したのは、二番目の兄だった」
善逸の膝が震え、伊之助が歯を食いしばる。
「“殺さなければ、お前が死ぬ”──そう言われた。
兄は、私に言った。『幸せに生きてくれ』って」
奈流の声は、ただ事実を告げるだけだった。
まるで誰か他人の人生を語るように。
「兄弟同士で殺し合いをさせられて……最終的に、残ったのは私だけだった。
ある日、私は地下で拘束され、拷問を受けていた。
その時、鬼が来た。私は“やっと死ねる”と思った。
でも……その瞬間、音柱・宇随天元が私を助けた。
そして、私は鬼殺隊を目指した」
奈流は一拍置き、最後に静かに言った。
「今、私はあの時私が殺した人たちより多くの人を救おうと、鬼を斬っている」
⸻
沈黙が落ちた。
炭治郎の肩が震えていた。
善逸は顔を両手で覆い、声を上げて泣いていた。
伊之助は黙って唇を噛み、目に涙を浮かべていた。
奈流はそれを、じっと見つめていた。
「……どうして、泣くの?」
問いは真剣だった。
侮蔑でも、冷笑でもない。ただ本当に、理解できなかった。
「泣くって……何?」
胡蝶「なるさん、なるさんもいつか分かりますよ。宇隨さんがなるさんは感情が少し欠落しているとおっしゃっていました。感情を取り戻すためにも私たちと仲良くなりましょ!私のことをしのぶと呼んでください。なるさんは柱の中でもいちばん強いんですから様付けはいりませんよ!」
奈流「しのぶちゃん?」
胡蝶「えぇ!なるちゃん!」
カァーカァーニンムーニンムー
奈流「任務が来たのでそれでは」
かまぼこ隊「なるさん、気をつけて、」
胡蝶「お気をつけて」
ペコリ












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!