第12話

9話
722
2023/12/15 21:00 更新
恥の多い生涯を送ってきました。
自分には人間の生活と云うものが、見当つかないのです。
自分は関東ので障害者の父と健常者の母の間に双子の片割れとして産まれました。
双子の弟が流産となって。
また、自分は、愛と云う物を知りませんでした。
否、解らなかったのです。
それは、自分が愛の無い家に育ったと云う意味ではなく、
そんな莫迦な意味ではなく、
自分には「愛」と云う感情はどんなものだか、
さっぱり判らなかったのです。
あなた愛してる。私の愛しい我が子。
愛してる。愛しい。
其れはどんな感じなのだろうと考えた。
考えても、到底判る筈も無く、
自分は皆の真似をする様にした。
そうすれば、何か____誰かを愛せると思ったのです。
でも____結局、其れは偽りの愛に過ぎなかったのです。
モブ
愛してなんかいねェ癖に
お前のせいで!!!
……やがて、色々な感情が消えてゆきました。
否、正確には____感情を殺してゆきました。
最早、何も感じなくなりました。
…………こんな自分は。
人間、失格。
最早、自分は、完全に、人間で無くなりました。
もし、愛が判ったのなら。
其の時は_____










僕は、人間になれるのでしょうか。
あなた
ん……胸糞悪ぃ夢だな
朝っぱらから気分が悪い
……あの時、僕に人間失格と言い放ったのは一体誰だったっけ?
あなた
………ここは………自分の部屋か
あんなに泣き喚いてその挙げ句
泣き疲れて寝てしまったと…………
あなた
はぁ………迷惑かけすぎだな、僕
矢っ張り、あの時に死んでいればよかった
フョードル・ドストエフスキー
迷惑だなんて思っていません
あなた
!?……ドスくッッ!
頭が何時もの数倍痛い
昨日あんだけ泣いたから当たり前か
自分の躰は本当に不便で仕方がない
フョードル・ドストエフスキー
おはようございます、大丈夫ですか?
あなた
おはよドスくん、大丈夫
あなた
多分昨日泣き過ぎたせいだ
気にしなくていい
ダダダダダダダダダダダダダダ………
うん、何此の五月蝿い足音は
ニコライ・ゴーゴリ
あなたちゃあああん!オハヨ☆
あなた
ゔッ…………イデェ
フョードル・ドストエフスキー
ゴーゴリさん五月蝿いです
フョードル・ドストエフスキー
今あなたさんは体調が悪いんです
フョードル・ドストエフスキー
静かにしてください
ニコライ・ゴーゴリ
え!?あなたちゃん大丈夫!?
あなた
痛ぇよクソが……………静かにしろやカス…………
ニコライ、退場だ
ニコライ・ゴーゴリ
えっ何で!?
あなた
静かにしろって云ってんのに五月蝿いから
フョードル・ドストエフスキー
ほら、判ったならさっさと出ていってください
ニコライ・ゴーゴリ
えっちょっと!!酷くなあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああぁぁぁ………
ニコライはドスくんに強制退場させられていった
静かだなぁ……………
自然と心が落ち着く
………死にたいなぁ
幸せなうちに
‪(‬否まだ死ぬなよ此の阿呆‪)
あなた
‪(‬やぁ、久しいね、俺‪くん)
俺くん
(なあにが「やぁ、久しいね」だよ手前)
あなた
(だって久しぶりなのは間違いでは無いでしょう?)
あなた
(そう云えば君だったね、僕に人間失格と云い放ったのは)
俺くん
(あの頃のお前は、とてもじゃねえが人間らしい感情の一つすら持って無かったからな)
あなた
(………そうだね)
あなた
(あの頃の僕には……死にたいと云う感情しか無かったからね)
フョードル・ドストエフスキー
ゴーゴリさん置いてきましたよ
俺くん
(んじゃ、俺はこれで)
あなた
(じゃあな)
あなた
ん、有難う
あなた
………ねえ、僕のスマホを知らないかい?
フョードル・ドストエフスキー
此処にあります
そう云ってドスくんが僕のスマホを取り出す
あなた
貸して〜
フョードル・ドストエフスキー
…………貴女は僕と話すよりコレスマホの方が大事なんですか?
あなた
えっ何だその発言、可愛いじゃあないか
ドスくんらしくないな、そんな事云うなんて
フョードル・ドストエフスキー
からかわないでください
あなた
御免御免
あなた
大丈夫だ、勿論君の方が大切に決まってるだろ?
フョードル・ドストエフスキー
そ……そうですか………///
(面と向かって云われると恥ずかしいですね)
フョードル・ドストエフスキー
………体調はどうです?
あなた
おかげさまでだいぶマシになったよ
フョードル・ドストエフスキー
良かったです
フョードル・ドストエフスキー
………どんな風に痛むのですか?
あなた
殴られ続ける感じ
フョードル・ドストエフスキー
殴られた事あるんですか?
あなた
親父にね
あなた
八つ当たりで殴られるし
あなた
洗面台に頭強く打ち付けられたせいで記憶力が異様な程下がるし散々さ
あなた
……………こんなの普通には程遠いな
フョードル・ドストエフスキー
無理して普通にならなくてもいいのでは?
あなた
………皆の普通に合わせないとどうなるか判るかい?
またいじめられるんだよ?と、僕は目で訴える
フョードル・ドストエフスキー
!……………そう……ですね
あなた
察してくれて助かります
あなた
そういやァ布団が1枚足りない筈だったが皆如何やって寝たんだい?
フョードル・ドストエフスキー
………僕が貴女の隣で寝ました
あなた
………………は?
あなた
…………あのさ、其れを提案したのは誰です?
フョードル・ドストエフスキー
………先刻追い出したゴーゴリさんです
あなた
あんの糞道化師いいいいいいぃぃぃぃぃ!!
あなた
あんの糞道化師いいいいいいぃぃぃぃぃ!!
ニコライ・ゴーゴリ
えっ私何か酷い事云われてるんだけど
シグマ
お前が何かしたからだろ
ニコライ・ゴーゴリ
えっ私の信用0!?
シグマ
そもそも私はお前を信用した覚えは無いぞ
ニコライ・ゴーゴリ
シグマ君ひどぉーい!!
あなた
…………却説、体調も善くなった事ですし皆の処に行きますか
フョードル・ドストエフスキー
そうですね
俺くん
(あ、一つ云い忘れてた)
俺くん
(もう誰も信じるな、たとえ相手がアニメのキャラクターでもだ‬)
俺くん
(之は‪”‬‪警告”だ)
あなた
……………
俺くん
(………自覚してるとは思うがお前は人にいいように使われ過ぎだ)
俺くん
(俺……お前の理性が云ってるんだ、少しは聞けよ?)
あなた
…………其れぐらい判ってるさ、…………嘘つき
本当は理性なんかじゃない癖に
フョードル・ドストエフスキー
どうかしました?
あなた
否、何でもないよ
あなた
とりあえず皆の処に行こ?
フョードル・ドストエフスキー
………そうですね
俺くんは自分のイマジナリーフレンド的存在です
正直彼が云う事はあまり間違えが無いです
正論しかあんまり云わないので正直彼の事は苦手です
ただ、俺くんがお前の理性と云っているのは僕が俺くんを理性の部分として捉えているからです
………あまり云える事では無いですが僕がリスカしようとすると彼が止めに入るのです
自殺しようとしても同じです
自分の理性が死ぬなと語り掛けているみたいな感じです
俺くんには其れに近い物を感じたから僕は彼の事を自分の理性と認識致しました
でも最近は偶に死ねと、何度も云ってくる事があります
なので最近は理性なんかじゃないんじゃないかと思い始めてます

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