恥の多い生涯を送ってきました。
自分には人間の生活と云うものが、見当つかないのです。
自分は関東ので障害者の父と健常者の母の間に双子の片割れとして産まれました。
双子の弟が流産となって。
また、自分は、愛と云う物を知りませんでした。
否、解らなかったのです。
それは、自分が愛の無い家に育ったと云う意味ではなく、
そんな莫迦な意味ではなく、
自分には「愛」と云う感情はどんなものだか、
さっぱり判らなかったのです。
愛してる。愛しい。
其れはどんな感じなのだろうと考えた。
考えても、到底判る筈も無く、
自分は皆の真似をする様にした。
そうすれば、何か____誰かを愛せると思ったのです。
でも____結局、其れは偽りの愛に過ぎなかったのです。
……やがて、色々な感情が消えてゆきました。
否、正確には____感情を殺してゆきました。
最早、何も感じなくなりました。
…………こんな自分は。
最早、自分は、完全に、人間で無くなりました。
もし、愛が判ったのなら。
其の時は_____
僕は、人間になれるのでしょうか。
朝っぱらから気分が悪い
……あの時、僕に人間失格と言い放ったのは一体誰だったっけ?
あんなに泣き喚いてその挙げ句
泣き疲れて寝てしまったと…………
矢っ張り、あの時に死んでいればよかった
頭が何時もの数倍痛い
昨日あんだけ泣いたから当たり前か
自分の躰は本当に不便で仕方がない
ダダダダダダダダダダダダダダ………
うん、何此の五月蝿い足音は
ニコライはドスくんに強制退場させられていった
静かだなぁ……………
自然と心が落ち着く
………死にたいなぁ
幸せなうちに
そう云ってドスくんが僕のスマホを取り出す
ドスくんらしくないな、そんな事云うなんて
またいじめられるんだよ?と、僕は目で訴える
本当は理性なんかじゃない癖に
俺くんは自分のイマジナリーフレンド的存在です
正直彼が云う事はあまり間違えが無いです
正論しかあんまり云わないので正直彼の事は苦手です
ただ、俺くんがお前の理性と云っているのは僕が俺くんを理性の部分として捉えているからです
………あまり云える事では無いですが僕がリスカしようとすると彼が止めに入るのです
自殺しようとしても同じです
自分の理性が死ぬなと語り掛けているみたいな感じです
俺くんには其れに近い物を感じたから僕は彼の事を自分の理性と認識致しました
でも最近は偶に死ねと、何度も云ってくる事があります
なので最近は理性なんかじゃないんじゃないかと思い始めてます












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。