塔翠が到着してからは早かった
上で戦っていた2人も加わってこちらが有利になり、残りの4人も無事片付けることが出来た
仁を近くに寝かせ、顔を上げる
あとは起きるのを待ちながら瑠衣を探すだけだ
すると、1番左奥の牢屋から物音がした
近付いてみると、短髪で茶髪の男が居た
私達の姿を見て驚いたのか目を大きく見開き、掠れた声でこう言った
何かを言いかけたところで男達が起きてしまったようだ
そして他の4人に向かって言い放つ
此奴と言うのは仁のことだろう
穏やかな顔をして眠る仁の腕を強引に引っ張り、引き摺って連れていこうとする男達
慌てて全員で追いかけに行こうとするが、距離が遠すぎた
重い扉が勢いよく閉じる音
周りから聞こえる呼吸音
仁を放っておく訳にはいかない
早く追いかけなければ
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。