ー れお side ー
姫羅があなたの下の名前に叩かれたって言ってきた
だから、アイツの部屋に行った
ノックもせず、そいつの部屋を開けようと
ドアノブを持った瞬間、
今すぐにでも泣き出しそうな
壊れてしまいそうな
そんな声でコイツはそんな言葉を吐き出した。
初めは演技だと思った。
だけど、これは何故か、演技じゃないと思った。
虐めてるやつがこんなこと、
ちゃんと分かってる、分かってる。
コイツは優しいってこと。
いじめなんてするやつじゃないと。
初めて会ったときから分かってた。
でもさ、。
俺は姫羅が好きだ。
結構前から。
ずっと一途だった。だけど、
俺は女の子が好きだ。
男なんて、凪以外興味が無い。
だけど、、、ッ
俺は、、姫羅が好きだからッ……
とかって言う勝手な理由で、殴ったりしてた。
ここまで来たら、もう後がねぇんだよ、、
こんなことあなたの下の名前の部屋の前で思ってると
___が、来た