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第18話

番外編 1 とある日の2人
101
2025/12/26 10:52 更新
(なまえ)
あなた
ホンットに、いつ来ても変わんない
そう小さく呟いた私の前には大きな自動ドア。
今日、私は定期検診のために病院に来ているのである。
ここに通い始めて早1年。スタッフさんとは結構仲良くなったと勝手に思っている。
ナース
ナース
あー、あなたの下の名前さん!
(なまえ)
あなた
あ、向井さん!
ナース
ナース
こんにちは
ナース
ナース
今日も検診ですね?
(なまえ)
あなた
はい
(なまえ)
あなた
というか、それ以外に何があるんですか
(なまえ)
あなた
wwww
ナース
ナース
ですよね、笑
向井さんとは、大体毎回遭遇している。そのせいか、会うと世間話などをする仲になった。




5分ほど向井さんとお話していたら、ほかのナースの人も寄って来て、そのあと10分くらいずっと話した。
そろそろ行かないとマズイと思い、挨拶をしてその場を立ち去る。
椅子に座って待っていると番号が呼ばれ、診察室へ向かう。
(なまえ)
あなた
失礼します
佐久間 凛
佐久間 凛
はーい
やや間延びした優しい声。この声の持ち主は、私の主治医の佐久間先生だ。
佐久間 凛
佐久間 凛
あっ、あなたの下の名前ちゃん
佐久間 凛
佐久間 凛
2週間ぶりだねぇ
(なまえ)
あなた
ですね!
佐久間 凛
佐久間 凛
最近どうですか?
(なまえ)
あなた
立ちくらみ?みたいなものが増えました
(なまえ)
あなた
あと、視界がぐにゃってなったり、
(なまえ)
あなた
走れなくなったりしてます
佐久間 凛
佐久間 凛
そっか
佐久間 凛
佐久間 凛
辛い?
(なまえ)
あなた
えーっと…
佐久間 凛
佐久間 凛
正直に答えて
(なまえ)
あなた
はい
(なまえ)
あなた
ちょっと辛くなってきてます
佐久間 凛
佐久間 凛
2週間で結構進んでるかも
佐久間 凛
佐久間 凛
念のため、検査はしとこうね
(なまえ)
あなた
分かりました
佐久間 凛
佐久間 凛
ホントに、あなたの下の名前ちゃんは素直で助かるわ
佐久間 凛
佐久間 凛
ここで『検査イヤー!』って叫ばれたら大変だからさ
(なまえ)
あなた
確かに
(なまえ)
あなた
医者も大変なんですねぇ
佐久間 凛
佐久間 凛
うん
佐久間 凛
佐久間 凛
ま、その分やりがいが大きいけどね
佐久間 凛
佐久間 凛
じゃあ、うーん
佐久間 凛
佐久間 凛
これとあれとそれとー
そう行って佐久間先生は次々と検査の指示をナースにだしていく。
もう診察室を出てもいいらしいので、私は退室した。
(なまえ)
あなた
ふぅ、
やるべき検査と、その結果を聞き終わり、再び待合場所に戻った私は、やりたいとこノートを取り出す。
(なまえ)
あなた
夏か……
夏だから、お祭りとか行きたいな。
あと、花火とか?怪談はちょっと怖いから嫌。
そんなことを考えていると、誰かの視線を感じた。
振り向いた先に居たのは私のよく知っている人だった。
大森 元貴
大森 元貴
外、暑いからここでいい?
(なまえ)
あなた
うん、いいよ!
そう、元貴と私はばったり病院で会ったのだ。
聞くと、元貴は母親の検診に付き添ってここに来たらしい。私がここにいる理由は話さずとも察したみたいで、
何も深掘りはされなかった。
せっかくだから、お茶でもしようかということになり、
今に至る。この病院にはなかなかにオシャレなカフェが入っているのだ。私はいつもここを利用している。
元貴は初めてらしく、メニューを見てとても悩んでいた。
大森 元貴
大森 元貴
どうしよう……
(なまえ)
あなた
私は、これ!
大森 元貴
大森 元貴
抹茶のパフェ?
(なまえ)
あなた
そう
(なまえ)
あなた
いっつも頼んじゃうんだよねー
(なまえ)
あなた
まぁ、これの時もあるけど
大森 元貴
大森 元貴
チョコレートケーキかぁ
大森 元貴
大森 元貴
じゃ、僕はチョコレートケーキにしようかな!
(なまえ)
あなた
OK
そうして私たちは注文をした。
スイーツたちはすぐにやってきて、私はとりあえず写真をとる。
(なまえ)
あなた
ねぇ〜元貴?
大森 元貴
大森 元貴
なに?
(なまえ)
あなた
一緒に写真撮らない?
大森 元貴
大森 元貴
いいよ!
大森 元貴
大森 元貴
撮ろ、撮ろ!
(なまえ)
あなた
はーい
(なまえ)
あなた
じゃあ、
(なまえ)
あなた
はい、ピース
             「カシャッ」


スマホの中に収まった写真の元貴は可愛いかった。
加えて、カッコよかった。
思い出がひとつ増えた私は、パフェを食べれることも
あって、上機嫌になっていた。
          「カシャッ」
(なまえ)
あなた
へ?
その直後、またもやシャッター音が聞こえた。
そして、私の肩を元貴が抱いていた。
(なまえ)
あなた
ちょっと、元貴!?
(なまえ)
あなた
何自撮りしてんの!?
大森 元貴
大森 元貴
さっきあなたの下の名前ちゃんがやってたから、
真似してみた
(なまえ)
あなた
こんな体勢じゃ無かったよ!?
大森 元貴
大森 元貴
まぁ、いいじゃない
(なまえ)
あなた
ぇー
大森 元貴
大森 元貴
ケーキ1口あげるから、
(なまえ)
あなた
わ、わかった
大森 元貴
大森 元貴
じゃあ、口つける前がいいよね
(なまえ)
あなた
つけた後でもいいんだけどなぁ〜
元貴はケーキを切り出した。私の声には全く気づいていないようだった。
大森 元貴
大森 元貴
美味しかった?
(なまえ)
あなた
うん!
(なまえ)
あなた
元貴のケーキ、美味しかったよ
大森 元貴
大森 元貴
そりゃ、どうも
大森 元貴
大森 元貴
ねぇ、あなたの下の名前ちゃん
(なまえ)
あなた
ん?
(なまえ)
あなた
なに?
大森 元貴
大森 元貴
他人の僕が言うことじゃないんだけどさ、
大森 元貴
大森 元貴
今日、病院でなんかあったでしょ
(なまえ)
あなた
。。。
分かっている。彼には、すべてお見通しなのだ。
検査の結果が悪かったことも、精密検査をするために
入院しなくちゃいけなくなることも。
(なまえ)
あなた
もー、元貴はなんでも分かるんだねぇ
(なまえ)
あなた
あのね、今日
その内容を私が話し終わると、元貴はなんとも言えない
顔をした。悲しいような、受け入れたいけど、そう出来ないような顔だった。でも、元貴は優しいから「絶対、お見舞い毎日いくね」と言って笑った。たぶん私を心配させないように。
大森 元貴
大森 元貴
なにかあったら、いつでも僕に言ってね
(なまえ)
あなた
うん!
(なまえ)
あなた
元貴がいるから、心強いよ
大森 元貴
大森 元貴
そうなんだ!
大森 元貴
大森 元貴
嬉しい…
(なまえ)
あなた
ん?
(なまえ)
あなた
なんか言った?
大森 元貴
大森 元貴
ううん、なんでもない
大森 元貴
大森 元貴
もうそろ時間だし、帰るか
(なまえ)
あなた
だね、
一緒に帰り始めた私たちの背中を、夕焼け空が見守っていた。
ここみ
ここみ
こんにちはー!
ここみ
ここみ
今回は、気分が変わって
ここみ
ここみ
番外編にしました!
ここみ
ここみ
どうでしたか?
ここみ
ここみ
コメント、是非お願いしますm(_ _)m
ここみ
ここみ
じゃあ、ばいばーい👋

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