第63話

黄色のアネモネ
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2023/11/18 08:05 更新
エフェクト
はぁ…はぁっ…ヒュッ…もう、疲れたよ…。
エフェクト
ずっと優しいばっかりでさ。
エフェクトは苦しそうに言葉をこぼす。
エフェクト
誰も、本当の私を見てくれない…。
エフェクト
皆が見ているのは「優しい私」でしょ…。
エフェクトの言葉に力がなくなっていく。
スズ
エフェクト…ジュースはどうするの…?
「CIM」の小さな体は震えている。
エフェクト
そうだな…。
エフェクト
棺桶にでも入れといてよ…。
エフェクトがにこやかに微笑むとそのまま言葉を出さなくなった。
エフェクト
……
スズ
……私だけ生きてたって
スズ
なんにも出来ないんだよ…。
スズが立ち上がる。
スズ
………
スズ
裏切り者へび…お前は一体…何者なんだ…?
裏切り者
だから僕は「へび」だ。
裏切り者
僕は「へび」として生まれた。
裏切り者
もちろん周りも奴も「へび」だ。





アネモネ
くろばら〜!!
黒薔薇
………。
高い声で裏切り者へびの名が呼ばれる。
アネモネ
もう!相変わらずツンデレだな!!
綺麗な金色の髪が風になびく。
黒薔薇
………。
アネモネ
フフッ、まあいいや。
アネモネ
今日の飯を早く取りに行こうぜ。
金色の髪の子供が歩き出す。
黒薔薇
………。
裏切り者へびは金色の髪の子供についていく。





















アネモネ
ねえ?、今日なんか全然「CIM」いなくない?
はだしの少年
………はぁ、
黒薔薇
最近「おとな」が「CIM」の駆除を始めたらしい。
黒薔薇
だからいないだけだろ。
アネモネ
そっかぁ、くろばらは物知りだな。
金色の髪の子供は裏切り者へびに笑いかける。
黒薔薇
………。
誰かの声。
キャァアアァア!!
甲高い悲鳴が響き渡る。
アネモネ
わっ!!この感じ「CIM」じゃない!?
アネモネ
早く捕まえにいこっ!!
金色の髪の子供が金色をなびかせ走り出す。
黒薔薇
………
裏切り者へびは少し嬉しそうに金色の髪の子供の後を走る。
薔薇の少女
や、やめてください…。お願い…。
薔薇の少女が「おとな」に襲われている。
ほんもののおとな
くじょ!!くじょ!!くじょ!!くじょ!!ちょー!!ちょー!!くじょ!!


アネモネ
「おとな」に襲われているね。
金色の髪の子供はアネモネの花から飛び出る。
アネモネ
どしよっか…。
黒薔薇
チッ……
黒薔薇
僕が「おとな」の気を引いているからそのうちに捕まえてこい。
裏切り者へびは「CIM」に見向きもしない。
アネモネ
OK…!それじゃ!いってらっしゃ〜い!!
黒薔薇
はぁ、…
裏切り者へびが「おとな」に向かって走り出す。
ほんもののおとな
わぁぁあ!!へびだ!!へびだ!!ころせ!!ころせ!!
「おとな」が細かい液体を裏切り者へびにかける。
黒薔薇
うわっ、クッサ…、
裏切り者へびはそう言いながら「おとな」の足に自分の血をつける。
黒薔薇
おい!!アネモネ!!まだ、、か…?
裏切り者へびは金色の髪の子供と薔薇の少女を見つめた。
黒薔薇
……アネモネ?
裏切り者へびの瞳に映ったのはたくさんのたくさんの「おとな」に暴力を振るわれ捕まっている金色のへび。
アネモネ
くろ……ばら…、
アネモネ
にげて……!
最期の言葉を振り絞り、言葉を投げかける。
黒薔薇
……ッッ!!
黒薔薇は薔薇の少女を抱え、逃げる。
アネモネ
……またね。黒薔薇
アネモネの花は儚く散った。

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