第82話

hi-ro- №60
658
2024/08/23 09:14 更新
あなたの下の名前side



















自分が泣いている事に気づいて、恥ずかしくなって逃げてきてしまった…
あなた
ッ……
病院の外に出ると、何時いつもの綺麗な空はぼやけていた
あなた
なんでッ…こうなるんじゃろうかぁッッ……?
大切な人を守ろうと…手を伸ばしたら……
その手は届かんまま、皆 目の前で消えて行ってしまう…
オダサクさんも……あの人達・・・・もッッ……
あなた
うッふッぐッ……
あの頃に戻りたい……
あの幸せな日々に…



また四人で集まりたい…
またあの人達と笑い合いたい…
またッッッ……
太宰治
あなたの下の名前ちゃん!!!!!
あなた
太宰ッッさッ……!


治ッッッ……
太宰治
あなたの下の名前ちゃん…
私は治の胸に飛び込んだ

すると、治はオダサクさんの様に優しく包み込んでくれた
あなた
……!
太宰治
雄英の方から電話が有ってね
太宰治
ꉂ あなたの下の名前ちゃんが倒れたって聞いて、皆 慌てていたよ
太宰治
ꉂ いやぁしかし、色々と皆 忙しくてねぇ
太宰治
ꉂ 皆の代わりに私が来た、と云う訳だ
あなた
ッ……
太宰治
……泣いていい、此処には誰もいない、私とあなたの下の名前ちゃんだけだ
あなた
おさッむぅッ……
太宰治
ん?
あなた
あの日、うちゃ どうすりゃえかったッ?
太宰治
…………。
あなた
どうすりゃあオダサクさんは死なんかったッッ?
あなた
誰が悪かったッッ?
あなた
何が悪かったッッ?
あなた
うちゃッ…あの時どうすりゃあッッ
あなた
オダサクさんとッ子供達を救えたッッ…?
太宰治
…………。
治は優しく、何も云わずに頭を撫でてくれた








数分後、私は深呼吸をして落ち着いた
あなた
ごめんなさい…一番辛いのは……太宰さんの方なのに…
太宰治
私は大丈夫さ……
太宰治
逆に、一番辛いのはあなたの下の名前ちゃんの方だろう?
太宰治
織田作とあなたの下の名前ちゃんがお互いを想い合っている事は知っていたし…
あなた
…………。
あなた
太宰さんは私から離れないでくださいね…
太宰治
うん
あなた
絶対ですよ……
太宰治
うん…
あなた
絶っっっ対…!
太宰治
ꉂ うん、判ったよ
太宰治
ꉂ あなたの下の名前ちゃんは未だ未だ子供だねぇ
あなた
これでも…色々と甘えるのを我慢してるんですけどね…
あなた
…………。
オダサクさんの命日……
もう徐々そろそろ、かぁ……
あなた
オダサクさんのお墓参り、一緒に行きます?
太宰治
嗚呼、そうだね
太宰治
一緒に行こう
太宰さんは にこっと笑いながら、私の頭を撫でてくれた
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