双子はぺこりと頭を下げる。
そんな双子を、アーロンは終始疑いの目を向けていた。
アーロンはリクと、エミリアはナギと握手を交わす。
その際も、アーロンの疑り深い視線は消えなかった。
アーロンのその言葉に、双子はビクッと肩を震わせ、互いに視線をチラチラと合わせる。
今現在の双子の格好は単なる私服。
しかし、帽子だけはブルーローズの物であるため、ずっとアーロンは警戒していたのだ。
そこに現れたのはオクナルと、その他のヴァンパイアとゴシックゾンビたち。
アーロンはチラッと双子の方に視線を向ける。
すると、双子は少し気まずそうに眉をひそめた。
本当に申し訳なさそうな顔をするアーロンに、双子は思わず首をブンブンと横に振る。
突然現れたヴァンパイアとゴシックゾンビたちのボスに、双子は一瞬たじろいだ。
ボスはそれだけ言うと、優雅に館の方へ戻って行った。























編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。