第7話

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2026/07/15 08:35 更新
《ゲーム開始から5時間》

夕暮れが近づき、空はゆっくりと茜色へ染まり始めていた。

「今日はこの辺で休めそうだな。」

さとみが辺りを見渡す。

少し開けた草原。

近くには小さな川も流れている。

「賛成。」

ななもりが頷いた。

「暗くなってから動くのは危険だしね。」

「じゃあ今日はここでキャンプや!」

ジェルが両手を広げる。

「まずは火を起こさなあかんな!」

「じゃあ僕、薪集めてくる!」

ころんは元気よく森へ走っていった。

「ころんくん! 一人は危ないよ!」

莉犬が慌てて追いかける。

「僕も行く。」

るぅとも笑いながら二人の後を追った。

その姿を見送りながら、ジェルが笑う。

「元気やなぁ。」

「……ああ。」

さとみも思わず口元を緩めた。

ほんの数時間前まで知らない者同士だったとは思えない。

不思議な空気だった。



「いっぱい集めてきたよ!」

ころんは両腕いっぱいに薪を抱えて戻ってきた。

「こんなに!?」

ジェルが目を丸くする。

「途中でるぅとくんも手伝ってくれたんだ!」

「そんなに重くなかったからね。」

るぅとは優しく笑った。

「莉犬くんは?」

ななもりが尋ねる。

「えへへ……。」

少し遅れて戻ってきた莉犬は、両手いっぱいに赤い実を抱えていた。

「食べられそうなの見つけた!」

「おぉ!」

ジェルの目が輝く。

「今日はごちそうや!」

「いや、まだ食べられるか分からないから。」

さとみが冷静にツッコむ。

「えぇー!」

みんなが笑った。

その笑い声は、静かな草原へ優しく響いた。



火が灯る。

ぱちぱちと薪が弾ける音だけが聞こえる。

六人は火を囲んで座っていた。

誰も何も話さない。

それでも、不思議と居心地は悪くなかった。

「そういえば。」

ころんが口を開く。

「みんな、このゲームに参加した理由ってあるの?」

その一言で、空気が少しだけ変わる。

ジェルは炎を見つめる。

さとみも何も言わない。

莉犬も、るぅとも、ななもりも静かだった。

「……今は聞かないでおく。」

ころんは苦笑いした。

「ごめん。」

「いや。」

ななもりが優しく首を振る。

「いつか話せる日が来たら、その時に話そう。」

「そうだね。」

るぅとが微笑む。

「その頃には、もっとみんなのこと知れてる気がする。」

ジェルは炎を見つめたまま笑った。

「せやな。」

「一か月も一緒におるんやし。」

その言葉に、五人も自然と笑顔になった。



夜。

満天の星が空いっぱいに広がっていた。

「すご……。」

莉犬が空を見上げる。

「こんな星空、初めて見た。」

「ゲームの中なのに、本物みたいやな。」

ジェルがぽつりと呟く。

ななもりは静かに夜空を見上げながら言った。

「ゲームでも現実でも、星は同じように誰かを照らしてくれるのかもね。」

誰も答えなかった。

ただ六人は、同じ夜空を見上げていた。

この時間が、ずっと続くような気がして。

誰も、この先に待っている運命なんて想像もしないまま――。
うぇいうぇい
ずっと最近pixivで投稿してたからいちいち吹き出し作るのめんどくなった

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