しるこside
朝起きたら、あなたのニックネームちゃんが目の前にいた。
あなたのニックネームちゃんはびっくりしたみたいで、起きた俺に飛び退いてた。
ベッドから降りてあなたのニックネームちゃんの手をつなぐ。
同年代のそれより小さいだろうその手が暖かく、いとおしく感じる。
俺がそう言うとあなたのニックネームちゃんは照れたように赤くなった。え、かわい…
うん、どうやら俺たちの妹は天使のようだ。
リビングに着くと、もう皆集まっていた。
あなたのニックネームちゃんがまだ赤い顔のまま嬉しそうにこくりと頷いた。
場が暖かい雰囲気に包まれる。やっぱ天使だわ。
はこたろーの声に全員が我に返る。
そして、あなたのニックネームちゃんを交えての朝ご飯の時間となった。
いつ決まったか、ご飯は何もない限り皆で揃って食べるのがルールになった。
理由は忘れたが、普段からソロ活動が多いみんべんさんも交えて雑談したりできる時間だからかもしれない。
でも、あなたのニックネームちゃんはそれが不思議だったみたいで、昨日は椅子に座っただけで何もしようとしないから俺らで説明した。
今日は何も言われずにちゃんとご飯を食べている。怒るから言わないけど、作った本人(はこたろー)がいちばん嬉しそうだ。
ご飯のあと、じらいちゃんが聞いてきた。
あなたのニックネームちゃんが混乱してる…。これ以上はあなたのニックネームちゃんの前で話さないほうがいいかも。
皆笑いながら自分の部屋やそれぞれの仕事に戻っていく。
あなたのニックネームちゃんははこたろーに引っ付いたまんまだから大丈夫だろう。
さて、俺もはなちゃんに連絡いれようかな。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。