康二side
仕事帰りたまたま通った前行っていた学校。
体育をしている蓮くんとラウール。何か蓮くんの様子がおかしい。
蓮くんが何か言っていたが、体育の先生はそれに対して怒っているように思える。そのまま見ていると、蓮くんが倒れてしまった。
蓮くん、しんどかったんじゃ…。
俺はそれを見て許せなかった。どうせ、蓮くんの言ったこと嘘やと思ったんやろ?
許せるわけあるか。俺の友達、傷つけて。
俺は校長と元担任に話をして学校に入れて貰えた。
あの体育の先生許せん。締め上げたらんとな。
そんなことを思っていると、元クラスメイトと会った。
えっーと、どういうことや?理解できん。
そんなん俺だって許さん。まぁ、俺が言えたことじゃないけど。俺やって下手したら蓮くんのこと殺してたかも知らんから。
俺は体育の先生を睨んだ。
そう言うと、体育の先生はポケットからポケットナイフを取り出した。
俺に向かってくる体育の先生。俺は後ずさりする。壁に背中がついてやられると思い目を瞑った。
目を瞑ったが痛みが来ない。
そっと目を開けると、元担任が体育の先生を羽交い締めにしていた。
暫くすると警察が到着した。警察に体育の先生は捕まった。
良かった。嫌われてなかった。いいクラスメイトやったんやな。
俺はそう言う元クラスメイトと別れて家に帰った。あっー。スッキリした。あの体育の先生どうなるんやろ?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。