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第1話

最低な考えの人
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2024/03/02 14:04
康二side



仕事帰りたまたま通った前行っていた学校。







体育をしている蓮くんとラウール。何か蓮くんの様子がおかしい。








蓮くんが何か言っていたが、体育の先生はそれに対して怒っているように思える。そのまま見ていると、蓮くんが倒れてしまった。









蓮くん、しんどかったんじゃ…。








俺はそれを見て許せなかった。どうせ、蓮くんの言ったこと嘘やと思ったんやろ?









許せるわけあるか。俺の友達、傷つけて。










俺は校長と元担任に話をして学校に入れて貰えた。









あの体育の先生許せん。締め上げたらんとな。



そんなことを思っていると、元クラスメイトと会った。

クラスメイト3
康二、久しぶり
向井康二
久しぶりやねってそんなこと言ってる暇はないねん。あんた体育の先生なんやろ?俺の友達に何してくれてんねん。生徒のこと信じんでどうするねん
体育の先生
あんたに偉そうに言われる筋合いはない
クラスメイト4
何ですか、その言い方。生徒のことを大切に出来ない人が言い返すなよ
体育の先生
黙れ、俺は正しいんだ
クラスメイト5
先生は間違ってる。私の姉は先生のせいで亡くなったのに、変わってもないし、そんな人が何で先生出来てるんですか?



えっーと、どういうことや?理解できん。
体育の先生
あいつが勝手に死んだんだろ?
クラスメイト5
もしあの時、先生が話を聞いてくれてたら何か違ったのかもしれない。味方になってくれてたりしたら。もし、これで目黒くんが死んだりしたら私は絶対許さないから…



そんなん俺だって許さん。まぁ、俺が言えたことじゃないけど。俺やって下手したら蓮くんのこと殺してたかも知らんから。


向井康二
確かに、俺には偉そうに言う権利ないかもしれません。でも、先生は先生である前に人として終わってますね。命を何だと思ってるんですか?俺も過ちを起こしました。でも、今では更正しました。もう二度とあんなことしないって、一生背負って生きていくって決めたんです。先生はどうするんですか?
体育の先生
俺は間違ってない。俺は正しいんだ。あんたには偉そうに言われたくない
クラスメイト4
せっかく、康二が話してくれたのに台無しやん
向井康二
関西弁移ってるやん。まぁ、そんなことはいいとして…



俺は体育の先生を睨んだ。
向井康二
先生がその性格を改めない限り、生徒は離れていくでしょうね…。いつかまた大きな事故を起こしますよ
体育の先生
黙れ、お前が悪いんだ


そう言うと、体育の先生はポケットからポケットナイフを取り出した。








俺に向かってくる体育の先生。俺は後ずさりする。壁に背中がついてやられると思い目を瞑った。






目を瞑ったが痛みが来ない。





そっと目を開けると、元担任が体育の先生を羽交い締めにしていた。





暫くすると警察が到着した。警察に体育の先生は捕まった。




クラスメイト3
康二、大丈夫か?
向井康二
ありがとう。大丈夫やで…ってか、俺のこと嫌ってへんの?
クラスメイト3
嫌うわけないよ。俺は康二のこと友達として好きなんだよ
クラスメイト4
確かにあれは驚いたし、許せんことしたと思うけど、俺も嫌ってへんよ。だって康二のこと友達として好きなんよ



良かった。嫌われてなかった。いいクラスメイトやったんやな。



クラスメイト5
私も嫌ってないよ。それにかっこ良かったよ。友達の為にあんなこと出来るの。普通なら出来ないと思うよ
向井康二
ありがとう。いいクラスメイトに出会えて良かったわ。ありがとうね。それじゃ、また会えたらいいね
クラスメイト3
またね
クラスメイト4
また会おうぜ
クラスメイト5
うん。じゃあね




俺はそう言う元クラスメイトと別れて家に帰った。あっー。スッキリした。あの体育の先生どうなるんやろ?

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