第9話

6話 #理由
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2025/04/17 21:09 更新
※今回吹き出しが片寄りがちです。 途中で文が多くなるとこがあります。
賽_桃
…よし、送信っと…。
さっきと同じように連絡をし、数分も経たないうちに2人から了承の返事が来た。
賽_桃
うん、2人も大丈夫そう…。
ふと視線を感じた気がして、顔を上げる。
賽_水
プイッ
どうやら視線の正体は、ほとけっちみたいだった。
賽_水
ないちゃんは、さ…
賽_桃
ん?
賽_水
しょーさん達のこと、信じてくれないの…?
ほとけっちはこちらを見ない。だけど声も、体も、微かに震えていた。
賽_桃
…さっき本人達にも伝えたんだけど…




















賽_桃
俺は、3人を信じたい。




















賽_桃
でもまだ、信じきれない。だから…中立の立場でいたい。リーダーとして、社長として…。
賽_桃
まぁ、どっちかって言うと、敵側になるんだろうけどね…。
賽_水
ッ!  バッ
賽_水
ないちゃん…。
賽_桃
やっとこっち向いてくれた。
賽_水
え…?
賽_桃
ほとけっちってば、さっきから俺の方見てくれないからさ、嫌われちゃったかと思っちゃった。
自嘲混じりの苦笑を1つ、顔に浮かべた。
賽_水
あ……。
ほとけっちの瞳が少し揺らいだ。
賽_桃
まぁ、無理もないよね…。(苦笑)
俺はそれに気づかないフリをして、言葉を続ける。
賽_桃
信じきれてないのに中立の立場にいたいなんて、我儘そんなこと、言っていいはずないのにね…。
賽_水
ないちゃ
奏_桃
ほんとに、そうですよ。
賽_桃
らんらん…?
奏_桃
どうして、最初からあいつらを信じてくれないんですか?
奏_桃
何で、味方こっちあっちじゃなくて、中立そこなんですか?
賽_桃
…らんらん、
奏_桃
どうして!あいつらの言葉を信じてくれないんですか!!?
奏_桃
仲間なら!リーダーなら!メンバーを信じましょうよ…!!
らんらんが割り込む隙もなく、そう吐き出した。
今にも泣きそうだな、なんて、場違いなことを思ってしまったのは、君のそれが綺麗だからだろうか。


いるま視点
みんなと会うのはきっと、これでさいごだからと、お気に入りの服に腕を通す。
右手の人差し指、薬指、小指にそれぞれ1つリングをつける。左手には同じく人差し指と小指に1つつけた。
リングにはそれぞれ、ほんのりだがメンバーの色が入っており、柄にもなく口元が緩んでしまう。

奏_紫
…ご馳走様。
朝食を軽く済ませた後、部屋の片付けをした。
片付けを終わらせた後は、まだ時間に余裕はあるが家を出ることにした。


奏_紫
いってきます。
家には誰もいないのにそう呟き、外に歩き出した。
空は皮肉にも雲一つない快晴だったが、微かに遠くから黒雲が見えた気がした。


          ガチャ


奏_紫
1番乗り、か…。
もしかしたらもうすでに誰かいるんじゃないかと思ったが、誰もおらず、荷物も置かれていなかった。
ふと壁にかけられた時計を見てみれば、針は集まる1時間も前を指している。
メンバーがこんなに早く来ることなんてないので、誰もいないことに納得してしまった。
奏_紫
全員が揃うまで、お前らはどうする?
いつもメンバーに話しかけるように呟く。


返事は、来なかった。








奏_紫
シクフォニ、いるま…っと。
1人だと特にすることもないので、久しぶりにエゴサをすることにした。
奏_紫
「見損ないました。」「もう推すの辞めます。」…か。
奏_紫
やっぱ、そうなるよなぁ…。
当然リスナーからは見捨てられていたし、担降りしている子もいた。
奏_紫
うわ、これはひでぇな…。
思わず顔をしかめる。それは原因となったツイートにリプをし、賛同をしているアンチコメだった。
証拠があれば訴えることができると言うので、スクショをした後、即通報する。
きっとこれで、メンバーの目に止まる前にコメントは消えるだろう。
その後もいくつか証拠を残した後、通報をしてメンバーが気づかないようにする。

コメントはどれも比較的に新しいものだったので、おそらくシクファミも気づいていないだろう。
奏_紫
(まぁ、気づかなくていいんだけどな…。)
あらかた終わった後は、動画のコメ欄のアンチをさっきと同じようにして片付けていく。
奏_紫
ごめんな。
勿論その言葉を拾うやつはいない。だから、床に落ちて溶けていった。
俺は、一体誰に向かって言ったんだろうか。
こったろ視点


奏_紫
ごめんな。


星_紫
!?
思わず手を置いていたドアノブを離してしまう。
「ごめんな」と、確かに今、いるまくんはそう言った。
誰に向かってそう言ってんだろうか?他に、人がいるのだろうか?
だが、5分…10分…と経っても、いるまくんと他の人の声は聞こえなかった。
星_紫
(うーん、もう思い切って入っちゃえ!)


          ガチャ


星_紫
お、お疲れ様でーす…。
奏_紫
あ、こったろさん。お疲れ様です。
星_紫
あれ、いるまくんだけ?他のみんなは?
奏_紫
予定の時間より早く着いちゃって。
奏_紫
他はまだ来てませんよ。
星_紫
あ、本当だ…。
奏_紫
…こったろさんは、信じてくれでるんでしたっけ?
星_紫
うん、やってないって信じてる。
星_紫
だって、いるまくんとかくにおちゃんがするはずないし。
奏_紫
…ありがとう、ございます…。
秒針の音だけが、部屋に響いていた。
奏_紫
…俺、もうすぐ猫になるんですよ。
星_紫
猫?
星_紫
猫って、あの動物の?
奏_紫
それ以外に何があるんですか…?w
星_紫
ないね…。
星_紫
ちなみにどうして猫になるの?
奏_紫
…猫になれば、少しは軽くなれると思ったんですよ。まぁ、確信はないですけど…。
星_紫
いるまくん元々体細いし、身軽じゃない?
奏_紫
それとは別の意味で、ですよ。
奏_紫
それに、これ以上体重が減ったらガリガリになっちゃいますよ。
星_紫
確かに…。
星_紫
ちなみに、猫になったらどうするの?
奏_紫
…気ままに、旅でもしますかね。
奏_紫
あても、目的もなく。
そう言いどこか遠くを眺める君に、俺は目を離せなかった。
桜夜音
桜夜音
切ります!
桜夜音
桜夜音
らんらん誕生日おめでとう!!
舞鈴夏
舞鈴夏
あの!桜夜音が当日にきちんと投稿してる…!?
舞鈴夏
舞鈴夏
え、夢…?
桜夜音
桜夜音
失礼やな。
桜夜音
桜夜音
まっ、短編集は無理だけど☆
舞鈴夏
舞鈴夏
おいこらテメェ
桜夜音
桜夜音
安心してください!
桜夜音
桜夜音
まだこっちに写してないけど話は書きました!
舞鈴夏
舞鈴夏
ダメやん。
桜夜音
桜夜音
それはそう!
桜夜音
桜夜音
と言うことで話を書いてくるので!
桜夜音
桜夜音
おつさよ!
舞鈴夏
舞鈴夏
おつまり!

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