緊張している私を心配してくれているのだろう
優しすぎてもう大好きです。
……すみません陰キャが調子乗りました
尊敬しますにしておきましょう
優しすぎて尊敬します。
よほど酷い先生じゃなければ……
嫌がられたり、無視されたりはしないだろう
丁寧に3回ノックし、師匠は扉を開けた。
……師匠は先生方から、
とても気に入られているんだろうな。
師匠の間から見える先生達の顔を見れば分かる
奥の方から、男の人の声が聞こえた。
恐らく……、担任の先生?
……担任の先生、男性なんだ……
ぼーっとしてたら、師匠がそう言った。
師匠も教室まで来てくれないんですか……(泣)
ほんとに……、どこまで優しいんですか……?
いつか絶対お礼します……
感謝の意味を込めて、
ぎこちない微笑みを浮かべる。
すると……、師匠はなぜか、少し頬を赤らめた。
担任の先生が私の肩に手を置いた
……やめてほしい、切実に
さすがに先生でも怖いです……
怯えている私に気づいたのか、
私を抱き寄せた師匠。
……優しすぎませんか。
もうこのまま抱きつきたい……
という気持ちを抑えて、じっとする。
また……、会えたらいいな
とにかく、いい人がいるみたいでよかった。
クラスにもいるといいな、いい人……。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!