「え、なんかアップされてるじゃん。」
「上鳴と耳郎だな。」
「題名は…?」
「俺怖いのは見たくねぇ、、」
トラウマ:Mr.シャーデンフロイデ
「えっと…行くぞ。」
A組一同は覚悟を決めて再生ボタンを押した。
トルコ行進曲と書かれていたこともあり、最初は綺麗なピアノの音色からはじまった。
それに対比して、上鳴は酷く焦りながら、だらしない格好で家を出て走っていった。
『 朝起きた 寝坊した 急いで着替えて出かけなきゃ 』
音楽に合わせるように歌う歌詞はあまりにもらしくて、瀬呂が吹きだした。
そうして場面は町の風景から駅の前へと切り替わる
『 駅着いた 定期がない ついでに財布も見当たらない 』
絶望の顔をする上鳴。
「ああ…」
「とことんついてねぇな…」
いつのまにかツートップ…爆豪と轟も入ってきており、数々の憐みの言葉が切島のスマホに吹きかかる。
『 急いで家帰る 』
『 間違いなく遅刻 』
『 友達に 携帯で 連絡しようと思ったら 』
『 電池が切れてて 動・か・な・い 』
『\(^o^)/』
急に大きな字で絵文字にふりがな。
ちなみにこの瞬間で全員が爆笑した。
『 大切な 約束なのに 』
『\(^o^)/』
『 なんて 言い訳をしよう 』
「わかるぅ…」
「それな。。。」
「普通に正直に言えばいいんじゃないの?」
「大切な約束なのに寝坊して遅刻したなんて言えねぇだろ!」
A組男子をジト目で見つめる女子御一行。
そんなうちに上鳴は家から駅へ帰って来たらしく、もう一度場面は駅のホームへ。
そして、ここで問題発生。
「ああ…!?」
「そんな…ひどすぎる!?」
『\(^o^)/』
『 扉が 目の前で しまった 』
「あああああああああぁぁぁあ!」
「乗り込みNG~!!!」
『\(^o^)/』
『 次の電車まで 十分 』
ここでいったん切ります。by🌱












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。