俺はこの時点で、既に辛かった。
でも、俺が何より辛かったのは…
こんな風に、俺を信じてくれた人がどんどん敵側にまわって行った事。
何度も、これは夢だ。と、信じようとしていた。そうだと信じたかった。
でも、そんな事は叶うはずもなく、メンバーから、次々に暴言を吐かれた。
そして皆が俺を嫌いになったんだ。と、嫌でも確信してしまった。
なんで、?なんでなんでなんでッ、?皆信じてくれたよね?あの言葉は何だったの?嘘だったの?俺の事、信じてくれたんじゃないの?…俺に味方は、元から居なかったのッ、?
そんな事を思っていると、お腹辺りに激痛が走った。
ボコッ
いつも通り、殴られた。やっぱり、痛いな…
プツッ、
俺の中で、何かが切れた音がした。
その音がして、俺はもう、ぜーんぶ、ドウデモよくなった。
ボカッ
痛かった。でも、何時ものような痛みではなかった。
この時からかな、俺がだんだんコワレテいったのは。
屋上
ボコッボカッドカッ
あーあ、笑もうほんっとにどーでもイイヤ。メンバーにも、優碧くんにも嫌われた。
クラスメイトからも、この2人の企みで嫌われた。
俺にはもう、生きる価値なんてないんだ。
せめて、最初庇ってくれたメンバーと優碧くんは信じて欲しかったなぁッ、笑
気づくと俺は、涙を流してしまっていた。
スタスタスタスタ、
ya 視点
タッタッタッタッ
俺はうり。さっきまで、どぬの独り言を盗み聞きしていた。どぬが教室に戻ると言ってたから、バレないように逃げてきた所だ。
どぬ、ごめんなッ…本当にごめんなッ…本当は俺達、こんな事したくないよッ、
全部、彼奴らのせいだッ…!
時は少し遡り…
そう、あのクソ野郎達がどぬにカッターキャーをして少し経った頃だ。
その時は丁度、どぬだけが居ない時だった。
スタスタスタスタ
どぬを虐めよう。

















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。