ぼんじゅうるSide
俺らが発見した事は、世界中に広まった。
ウィンクルム国も例外なくだ。
それから、
国民の闇魔法に対する恐怖や抵抗も薄まり、
闇魔法の話を聞くことも減った。
そのお陰か、
今の生活はもっと過ごしやすいものになった。
居心地がよくて、温かい。
そんなある日、俺はパトロールをしていた。
基本的に交代制だ。
そして、ある男性に声をかけられた。
その人をよく見ると、あの時非難してきた人だった。
そしてわらわらと人が集まってくる。
沢山の人が俺に向かって頭を下げている。
見慣れない光景に、頭は追い付いてなかった。
…只、そこまでしなくていいのに…と思った。
今の状況に少し笑ってしまう。
只、この国は優しい人ばかりだなぁと思う。
俺らは握手を交わし、別れた。
まさかそんな…ね?
冗談でもやめて欲しい…。
おんりーの鋭い言葉に、皆が反応する。
咄嗟に展開された結界に、
何か攻撃が当たった音がした。
するとおんりーの手には何か握られていた。
そう皮肉の籠った言い方をしたおんりー。
…若干怒ってる?
そう思いつつも、あの紙が気になった。
少し渋ったような気がしたが気のせいだと思いながら
手紙らしきを読んだ。
雑に書かれた字には見覚えしかなかった。
あのパーティーも崩壊したんだろう。
でも、俺を追放しておいてよく言えたわ。
そう言う俺らには悪い笑みが広がっていた。


















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。