第7話

⁰⁰⁵
112
2026/01/14 09:39 更新












あなた
  もし自分でできるなら 、  
  それでもいいですから
あなた
  手伝えることがあるなら 、  
  言ってください






  自分でできるなら 、と言った私に
  ん 、と頷いたから





  買ったものを全部その人のもとへ
  押しやった






kyng
  わざわざハサミまで  
  買ってんのかよ

あなた
  この間棄てちゃったので  






  へぇ 、と然程興味も無さそうな
  温度を返されて 、口を噤む





  話を広げるのとか 、
  あんまり得意じゃなくて





  そのくせ沈黙も苦手なんだから 、
  面倒な人間だ






あなた
  … ぇ 、?  






  うつむき加減だった私は 、
  パサ 、という音に顔を上げた





  音はきっと 、
  フードを下ろした音で 、でも … 、






あなた
  こ 、やなぎさん … 、?  

kyng
  … ふ 、  
kyng
  珍しく呆けた顔してんな  
kyng
  "  あなた  "  






  似ているんだと 、思っていた





  … でも 、違ったんだ
  似ているんじゃない





  紛れもなく 、
  正真正銘あの人 、" 小柳さん " なんだ













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