キュッキュッ…
バシッ!!
…キュッキュッ
…バンッ!
飛雄は、体育館に来てから、
ずっとずっとサーブを打っていた
恋乃あなた……
影山飛雄…
烏野高校に入学しました。
飛雄が練習している時、先輩方が来ていた。
気にすることなく続ける飛雄を
先輩は、ずっと見てた。
私が言うと飛雄は先輩たちの前に来て
「ちわす」と言い、お辞儀をした。
影山が先輩と話してる中
必死に声をかけようとしている
オレンジ髪の子がいた。
あの、雪ヶ丘の主将くん!!
ここに来たんだ!!
お、覚えてくれてたぁ…
良かったぁ…
って…カワイイ子!?
私可愛くないよ???
………………………………
ん?…
か、彼女???
飛雄の????
それを聞いてた飛雄は、ドシドシと
オレンジ髪の子に近づき
胸倉を掴んだ。
先輩達は驚きの声と、
私を指して「誰!?」といった。
あ、自己紹介まだだったw
一礼して、先輩を見る。
そうすると、
先輩達も自己紹介してくれた!!
菅原先輩と澤村先輩!!
名前覚えたもんね!!
私達は話し込んでいた。
そんですっかり、飛雄たちを忘れていた。
飛雄は、殴りかかろうとしてた。
大人しく、オレンジ髪を離して
私を見た。
私に申し訳なさそうに謝った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。