あなたの下の名前side
再び部屋のドアが開いた。
他のマネージャーが忘れ物をし、取りに来たのだろうか。
涙を拭い、立とうとする。
松村「あら、お嬢さん。こんなに泣いてどーしたの?」
髙地「え、どーしたの。そんなに泣いて」
どうやら入ってきたのはわたしの幼なじみの北斗とゆーごだった。
二人ともわたしの顔を見た途端、一気に心配する顔となり、わたしのところへ駆け寄ってくれた。
二人の顔を見るとまた涙が込み上げてきた。
『ほくと、ゆーごぉ』
わたしは二人の胸に飛び込んだ。
昔も何かあったら、二人に抱きついて泣いていたな、なんて思いながら、
昔のように泣き続けた。
二人の背が高い分、わたしの頭はほくととゆーごの胸らへんにある。
北斗とゆーごはわたしが落ち着くまで頭を撫でてくれたり、背中を擦ってくれたりした。
松村「大丈夫?」
髙地「んで、何があったの?」
わたしの顔を覗き込むように見る。
この二人には言ってもいいかな、












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。